ヒュンメルとアランマーレ、女性スポーツの新たなステージへ
デンマークに本拠地を置くスポーツブランド「hummel(ヒュンメル)」が、バレーボールのアランマーレ山形及びハンドボールのアランマーレ富山との契約を発表しました。この新たなパートナーシップは、2025-26シーズンの開幕を控えており、女性アスリートを後押しする取り組みの一環として注目を集めています。
アランマーレ山形とアランマーレ富山について
アランマーレ山形は、山形県酒田市を拠点とする女子バレーボールチームであり、昨シーズンは14クラブ中13位という成績を収めました。一方、アランマーレ富山は、富山県射水市に拠点を置くハンドボールチームで、昨シーズンには11チーム中3位を獲得し、全国大会でも路線を見せる結果を残しました。両クラブは共に、地域社会と女性の活躍を促進することを目指しています。
ヒュンメルと地域貢献
ヒュンメルの契約は、女性応援のシンボルとなることを期待されており、株式会社プレステージ・インターナショナルの運営による両クラブの理念にも共鳴しています。この企業は地域社会における女性の役割を増進する活動を行っており、スタッフの約70%が女性という実績もあります。それにより、アランマーレのチームコンセプト『地域と共に成長し、女性応援のシンボルとなる』に結びついています。
アランマーレ事業部のディレクターである米田大介氏は、「新たな一歩を踏み出せることを喜ばしく思います。アランマーレは10周年を迎え、これからの10年を切り開く挑戦を続けます。ヒュンメルと共に地域と女性スポーツの発展に寄与していきたい」と語りました。
ヒュンメルのビジョンと取り組み
同社のヒュンメル事業部部長である南剛氏は、「スポーツを通して多様性を広めるというビジョンのもと、女子アスリートの強化は重要な取り組みです。アランマーレとの連携を通じて、競技の普及や女性支援に力を入れていきたい」と述べ、両者の協働に期待を寄せています。
新ユニフォームのデザイン
両クラブの新ユニフォームには、10周年を記念してデザインされた10本のラインが施され、地域とのつながりや未来への希望を表現しています。アランマーレの名称は、イタリア語で「オレンジ」を意味する『arancia』と「海」を意味する『mare』を組み合わせたものです。このユニフォームは、オレンジとネイビーの配色で、地域の海の波をイメージしています。米田氏は、この大胆なデザインに誇りを持ち、チームの歴史を未来への道に変換することに挑み続けると誓います。
シーズン開幕へ向けて
アランマーレ山形は、10月11日のHOMEゲームで新シーズンをスタートさせ、アランマーレ富山は、9月6日にイズミメイプルレッズ広島との初戦を迎える予定です。また、富山のHOME開幕戦は9月13日のザ・テラスホテルズ ラティーダ琉球戦となります。新シーズンが両チームにとって発展の年となることを期待しています。
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