俳人の証言集が登場!
2025-03-13 10:50:20

俳人たちの声を届ける新たな作品『語りたい俳人師を語る友を語る』発表!

新たな俳句の境地を開く書籍が登場



俳句の愛好者にとって、新たな必読書が誕生する。株式会社コールサック社から、俳人たちの証言を基にした新しい作品『語りたい俳人師を語る友を語る ― 24人の証言 上・下』が2025年3月7日に発売される。この画期的な作品は、昭和から平成にかけて活躍した24人の俳人に関する証言を収めており、各章ごとに現代の有名俳人たちがその思いや作品について語る。

作品の構成と特徴



この書籍は、上巻と下巻の2冊から成り、その内容は多岐にわたる。上巻は312ページ、下巻は336ページで構成されており、どちらも読みやすいA5判の上製本。監修には、現代俳句協会の会長であり、NHK俳句選者としても知られる俳人・高野ムツオが名を連ねている。彼は本書の意義を次のように述べている。「この本が、これからの俳句を探る得難いヒントの宝庫であると信じています」。

上巻には中原道夫、仁平勝、松尾隆信などの俳人が、下巻には津川絵理子、仲村青彦、井上康明といったトップ俳人が登場し、自らの視点でその師事した俳人たちについて語る様子が描かれている。また各章にはその俳人の代表作20句が収録されており、俳句入門書としても最適な一冊となっている。

一人語りの魅力



本書の大きな魅力は、各語り手の一人語りの形式である。生の声が直接伝わることで、彼らの思いや経験がより生々しく感じられる。例えば、中原道夫が福永耕二について語った内容では、福永の薩摩隼人の血に対する自嘲が描かれており、読者に深い感動を与える。彼の言葉を通じて、福永の俳句に込められた思いを知ることができるのだ。

文化的背景と影響



また、著者である董振華は、故・黒田杏子が提唱した「証言文学」の思想を受け継ぎ、現代に生かす形でこの作品を構成している。黒田杏子が編纂した『証言・昭和の俳句増補新装版』に続く新たな試みとして、本書は、俳句の文化を更に深く掘り下げることを目的としている。

使用シーンの提案



この本は、俳句を始めたばかりの初心者から、より深く俳句を理解したい中級者まで、幅広い層に受け入れられる内容となっている。俳句の歴史や背後にある感情を学ぶことで、ただの詩を超えて、文化や人間性を理解する手助けとなるだろう。

書籍情報



  • - 上巻
ページ数:312ページ
ISBN:978-4-86435-645-9
価格:2,750円(税込)

  • - 下巻
ページ数:336ページ
ISBN:978-4-86435-646-6
価格:2,750円(税込)

全国の書店やコールサック社の公式HPからの購入が可能で、俳句愛好者は見逃せない一冊となることだろう。また、企業の理念や出版活動の背景を理解することも、文化の豊かさを知る手助けとなる。

まとめ



新たに発表される『語りたい俳人師を語る友を語る ― 24人の証言 上・下』は、ただの俳句集ではなく、人生の証言が詰まった貴重な作品である。私たちの心に響く言葉がここにあり、次代に伝えたい文学の形として、必聴・必見の本となるであろう。高野ムツオの監修の下、俳句の新たな風を感じることができる作品を、ぜひ手に取って満喫してほしい。


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会社情報

会社名
株式会社コールサック社
住所
東京都板橋区板橋2丁目63番地4グローリア初穂板橋209
電話番号
03-5944-3258

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