新刊絵本『えほんよんでどこへいきたい？』が描く、しあわせな親子の時間

絵本「えほんよんでどこへいきたい？」の魅力とは

絵本の時間は、親子にとってとても大切なものです。忙しい日常の中で、子どもと共に過ごす静かなひとときは、かけがえのない宝物となります。そんな特別な時間を描いた新刊絵本「えほんよんでどこへいきたい？」が、2024年10月17日に発売されます。

モモとお母さんの物語

この絵本の主人公、モモはお母さんと共に絵本を楽しむことが大好きな女の子です。「今日はどこに行こうか？」という問いかけから、モモは想像力を働かせてさまざまな世界へと旅をします。絵本の中では、彼女は何にでもなれる特別な存在。しかし、ある日、モモの生活に変化が訪れます。

モモのお母さんのお腹には新しい命が宿り、モモは次第にお母さんの膝に座ることが窮屈になってきます。代わりにお父さんが絵本を読んでくれますが、お母さんとは違うと感じるモモ。彼女は大きく成長し、お姉ちゃんになることを決意します。「赤ちゃんが生まれたら、私が絵本を読んであげる」と。
このような自然な成長を通じて、親子の絆や思いが伝わる物語が紡がれていきます。

絵本の魅力を伝える

著者の服部千春さんは、「グッバイ！グランパ」で数々の賞を受賞した実力派作家です。絵を手がけるこがしわかおりさんもまた、多くの人気絵本を生み出してきた絵本作家です。二人のコラボレーションが生み出す美しいイラストと心に響く文章が、子どもたちの心を掴み、親たちの思い出を呼び起こすような作品に仕上げられています。

齢が変わることで絵本を読む役割も変わり、モモは新しい家族を迎える前に練習を始めます。その過程で絵本を読む楽しみを再発見し、愛する人と過ごす幸せの中で新たな一歩を踏み出します。
「えほんよんでどこへいきたい？」は、ただの絵本ではなく、親子の愛情や成長をじっくりと描いた作品です。