ソフトバンクロボティクスとicetana AIが新たなAI警備ソリューションを開発
ソフトバンクロボティクスグループは、オーストラリアに本社を構えるAI警備ソリューション企業、icetana AI Limitedと手を組み、革新的なセキュリティ技術の開発を進める。これにより、AIとロボティクスを融合させた次世代の警備ソリューションが誕生することを目的としている。
パートナーシップの概要
この戦略的パートナーシップの中で、SoftBank Robotics Singaporeはicetana AIに187万豪ドル(約1.7億円)の出資を実施。これにより同社は、icetana AIの発行済株式の17.6%を取得し、戦略的な株主としての役割を果たす。
出資の目的は、icetana AIの新製品開発を加速させ、グローバルな市場でのコラボレーションを強化することにある。
日本国内での独占販売権を獲得
ソフトバンクロボティクスは、icetana AIソリューションの日本国内における独占販売権を取得。同社は「ICETANA AI-SmartBX Security」の予約受付を2025年7月1日から開始することを発表しており、異常を自動で検知する映像解析技術を活用し、ロボティクスの自動化技術と組み合わせることにより、警備や監視の効率を高めていく計画だ。
このソリューションは、安全管理のニーズに応える新たな方法を企業や施設に提供し、人手不足に悩む現代において重要な役割を果たすことが期待されている。また、100社限定で無償でICETANA AIを活用した業務改善のオペレーション試用ができるキャンペーンも実施中だ。
共同研究開発による技術革新
さらに、ソフトバンクロボティクスとicetana AIは、今後3年間の共同研究開発契約を締結。AIによる異常検知技術とロボットの連携、省力化・自動化のプロジェクトを推進していく。
これにより、次世代の警備ソリューションが展開されるほか、社会的な課題解決の加速にも寄与すると期待されている。また、ソフトバンクロボティクスはすでに日本国内でicetana AIを販売する株式会社マクニカとも提携。前述のキャンペーンやソリューションの共同展開を図る。
最後に
このパートナーシップの意義は、AI技術の進化を加速させる点にある。数字が示す通り、近年AIとロボティクスの融合は著しい成長を見せており、今後ますますの発展が期待されている。ソフトバンクロボティクスグループは、グローバルなAI技術との連携をさらに強化し、ロボット市場の新たな需要を創造することで、より良い社会の構築に向けて邁進していく。これからも目が離せない新たな展開に注目したい。