アルテラが業界初のシングルチップ4Kフォーマット変換リファレンスを発表

アルテラ、シングルチップ4Kフォーマット変換リファレンス・デザインを発表



プログラマブル・ロジックのリーダー、アルテラ・コーポレーションが、業界初のシングルチップ4Kフォーマット変換リファレンス・デザインを発表しました。この新しいテクノロジーは、最新のAV業務用アプリケーションにおけるビデオ処理の可能性を広げ、その注目度を高めています。

発表は2010年9月7日に行われ、実施されるデモは9月9日から14日までオランダのアムステルダムで開催される『IBC2010』での予定です。4K解像度は、デジタル・シネマやデジタル・サイネージ、ビデオ会議など、多様な用途に採用が進んでいるため、このリファレンス・デザインの登場は業界にとって大きな意義があります。

高性能なビデオ・デザイン・フレームワーク



アルテラの提供する4Kリファレンス・デザインには、ビデオアプリケーションのデザイン・サイクルを劇的に短縮できるビデオ・デザイン・フレームワークが含まれています。このフレームワークは、カスタム映像/画像処理デザインの開発を容易にするMegaCore®ファンクションに基づくビデオ・イメージ処理スイート(VIPスイート)を備えています。利用されるStratix® IV GX AV開発キットは、4Kビデオキャプチャ、編集、再生、フォーマット変換などを低コストで実現します。

テクノロジーの利点



これにより、従来のシステム合計で必要とされる9個のチップ(4個の1080pフォーマット変換チップと5個のSDI I/Oチップ)を削減し、最終製品のコストを抑えつつ、開発の効率化が図られます。これにより、顧客企業はより迅速な製品投入が可能となり、高品質な映像コンテンツの提供を推進します。特に、4K解像度と3D処理に対応した最適なソリューションを組み合わせることで、放送品質の高い映像表現が実現します。

Vista Systems社のJohn Motter氏は、同社のSpyder X20ビデオプロセッサの設計において4K並びに3Dディスプレイに対応できる技術の必要性を説明しており、アルテラの製品がそれを実現するための条件を備えているとの評価を示しました。

アルテラの市場リーダーシップ



アルテラ・コーポレーションのシニア・ディレクター、アルン・イェンガーは、同社が4Kデジタル・シネマおよびビデオIP分野において市場リーダーとしての地位を確立していると強調しています。新たに発表されたリファレンス・デザインは、4Kビデオ処理IPの実現に必要な柔軟性を提供し、次世代のデザイン要件を満たすための支援を行います。

今後、IBC2010におけるアルテラのブースでは、AV開発キットや様々なビデオ・ソリューションのデモが行われる予定です。特に30nm Stratix IV FPGAテスト・チップや、4Kスケーラのデモは注目を集めるでしょう。

今後の展望



このバージョンのリファレンスデザインは、2021年第4四半期に出荷が開始される予定です。それによって、アルテラの技術を採用する企業は、より競争力のある製品推進に寄与することが期待されています。アルテラが提供するこの新しい技術は、ビデオ業界での革新を加速し、視覚コンテンツの未来を改善する役割を果たすことでしょう。アルテラに関する更なる情報は、公式ウェブサイトで入手可能です。

会社情報

会社名
日本アルテラ株式会社
住所
東京都新宿区西新宿6-5-1新宿アイランドタワー32階
電話番号
03-3340-9480

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