公共AIナレッジ研究会の始動
2026年2月9日、東京大学名誉教授であり中央大学の教授でもある須藤修氏が会長を務める「公共AIナレッジ研究会」が設立されました。この研究会は生成AIおよびAIエージェントの社会実装を促進し、「公共AIナレッジベース」の構築を目指しています。
設立の背景
政府や自治体での生成AIの利用が急激に進む一方、その実装を妨げる要因となっているのが「データの信頼性」です。公的機関が提供する情報が誤っていると、社会に大きな影響を与えかねないため、正確で最新のナレッジを管理しAIが適切に参照できる仕組みが求められています。これに応える形で、行政と産学が力を合わせ、信頼性あるオープンなデータエコシステムを構築しようとしています。
研究会の目的
本研究会は、行政の「正しい・最新・正統な」情報をAIが確実に参照できるようにすることを目的としています。ナレッジを「共有財産」として扱うことで、行政、開発、市民がAIの利点を効率よく享受できる社会を実現することを目指します。
活動方針
研究会では、以下の6つのテーマに基づいて活動を展開します:
1. ユースケースの検討
2. 仕様の策定
3. 技術要件の確認
4. ビジネスモデルの構築
5. データ連携の推進
6. ナレッジベースおよびカタログサービスに関する諸課題の検討
具体的な仕様案に基づいて実証を行い、関係省庁への提言も行っていきます。これにより、産学官の連携をより強化し、AI技術の実用性を高めていくことを目指します。
研究会の運営メンバー
運営委員会には、須藤修氏を会長に、慶應義塾大学名誉教授の國領二郎氏、横浜市CIO補佐監の福田次郎氏、グラビス・アーキテクツ株式会社取締役専務の光延裕司氏など、各界のスペシャリストが参加しています。さらに、株式会社三菱総合研究所やクラウドエース株式会社など、様々な企業や団体も参画しており、幅広い知見をもとに活動を進めていきます。
問い合わせ先
本研究会に関するお問い合わせは、設立準備事務局を担当するグラビス・アーキテクツ株式会社の大塚貴までご連絡ください。生成AIの可能性を最大限に引き出し、社会全体の利益に貢献するために、本研究会の活動が重要な役割を果たしていくことでしょう。
グラビス・アーキテクツ株式会社は、公共政策や行政におけるICTの利活用を通じて社会問題の解決に取り組む企業であり、今後もAIの利用をリードしていく方針です。