山梨県で心電計プロジェクトを始動
2026年1月15日、山梨県の甲府信用金庫で、株式会社ココロミルが主導する心電計実証実験のキックオフが行われました。このプロジェクトは、県内の二つの企業が協力し、心疾患のリスクに対応するための取り組みです。特に、在宅での心電図測定による健康リスクの早期発見と生活改善を目指しています。
プロジェクトの概要
心電計実証実験では、合計100人が参加し、ココロミルが開発した小型心電図を使用します。この心電図は、従来の短時間検査では見逃されやすい不整脈や睡眠時無呼吸症候群の兆候を早期に発見することを目的としています。実験では、参加者が9時間以上にわたって自宅で心電図を記録し、そのデータを臨床検査技師が解析します。このプロセスを通じて、必要なときにオンライン医療相談へとつなげる流れを確立することを目指しています。
キックオフイベントの内容
キックオフイベントの場には、すでに心電図検査を実施した株式会社アシストエンジニアリングと、これから開始する甲府信用金庫が参加しました。両社は、実施における経験や期待について意見を交換しました。
アシストエンジニアリングの代表が「装着性や業務との両立、結果の理解ポイントなどを共有できた」と語った一方、甲府信用金庫側からは「社内展開の方法や健康経営KPIとの接続についての期待」が寄せられました。
メディアの注目
この実証実験を受け、各テレビ局や新聞紙が取材を行い、地域ニュースとして報道されました。心臓病に対する関心が高まっていることを示しており、働く世代の健康に対する取り組みの重要性が再確認されています。特に、山梨日日新聞では、心電図デバイスの9時間以上の計測、解析、オンライン受診の導線について掲載されました。
今後の展望
今後のスケジュールでは、1月下旬から2月にかけて甲府信用金庫での受検が開始され、オンライン医療相談の運用テストが行われる予定です。その後、2月中旬には受検体験や受診意向に関するアンケートを実施し、3月には中間レポートをまとめて県や関係者に共有します。なお、スケジュールは変更される可能性があるため、随時確認が必要です。
プロジェクトの背景
山梨県は、介護認定者の有病率で心臓病が第1位であり、循環器疾患が要介護状態を引き起こす深刻な問題の一つとされています。一方、健康寿命が高い地域でもあり、住民の健康意識が強いという特性があります。こうした背景から、ココロミルの「ホーム心臓ドック」は、心疾患リスクを早期に見つけ出し、健康な生活の維持に貢献することを目指しています。
株式会社ココロミルの役割
ココロミルは、「病気で後悔しない社会」を目指して、自宅で医療機関並みの心電図チェックが簡単にできる「ホーム心臓ドック」を展開しています。このプロジェクトにより、突然死のリスクを減少させることが期待されています。今回の実証実験は、地域住民の健康を守るための新たな一歩となるでしょう。
CEOのメッセージ
代表取締役の林大貴氏は、母親を突然死で失った経験から「病気で後悔する人を減らす」ことを使命としております。地域の健康を守るために、日常生活の中で測定できる心電計の普及を推進していく考えです。
このプロジェクトが成功すれば、山梨県から全国へと拡大する可能性も秘めています。