レゲエEDMのパイオニア、Kēvensが最新アルバム『Call To Balance』をリリースしました。このアルバムは、彼がパンデミックの期間中に自己探求を行いながら制作した作品であり、音楽の力を通じて人々を一つにし、踊ることの喜びを再確認させるテーマ性を持っています。
Kēvensは南フロリダでレゲエのサウンドシステム文化に魅了され、音楽の道を進むことを決意しました。彼は特に「Virgin Virgo」というサウンドに感銘を受け、マイクを握った瞬間からそのスキルを磨き続けました。また、ボブ・マーリーの兄弟アンソニー・ブッカーとの共演を果たしたエピソードは、Kēvensの音楽キャリアにとって非常に重要な出来事でした。
特に印象的だったのは、彼がある演奏の際にボブ・マーリーの母と対面した経験です。この出会いはKēvensにとって特別なものであり、レゲエへの情熱にさらに火をつけるきっかけとなりました。
『Call To Balance』というアルバムは、文字通り「調和を求める呼びかけ」であり、社会の不平等や環境問題にも触れている作品です。Kēvensは「このアルバムは、カオスの中でバランスを見つける手段として受け取ってほしい」と語ります。
収録楽曲には、「Battle for Peace」や「World Is Burning」といったタイトルがあり、いずれの曲も社会に対するメッセージを持っています。その中でも特筆すべきは、ラテン系コミュニティに対する愛情を込めた初のスペイン語楽曲「Soñadores Legales」です。この楽曲は、移民としての尊厳や夢をテーマにしており、特別な意味を持っています。
Kēvensは、アジアでの活動にも力を入れており、特に日本のULTRA KOREAでの体験について語ります。彼が高松での公演中に目撃した光景、すなわち自転車で転倒した若者を周囲が優しく見守る姿には彼自身も感銘を受けたといいます。日本の文化に触れたことで、彼の音楽への理解と感謝の念がさらに深まったようです。再び日本のファンに会えることを楽しみにしているKēvensは、2025年に予定されている公演も待ち遠しいと語っています。
アルバム『Call To Balance』は、Kēvensが強く信じる「ポジティビティが必要不可欠である」というメッセージを体現した作品で、ジャンルを越えた音楽として新しい体験を日本のリスナーに提供したいと語っている彼の思いが詰まっています。彼の音楽を通じて、少しでも多くの人々に笑顔と希望を届けられることを願っています。
リリース情報
タイトル:Call To Balance
収録曲:
- - Battle for Peace
- - Soñadores Legales
- - Save Me
- - This is LOVE
- - Little Boy Blue
- - World Is Burning
- - Burn Down The Throne
- - Sweet Lady Liberty
ぜひ、Kēvensの公式ウェブサイトやSNSもチェックして、最新情報に触れてみてください。
配信リンク:
Call To Balance
ウェブサイト:
Kēvens Official
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