2024年観光サイト閲覧者数ランキング　三重県・新潟県・岡山県が人気を独占

2024年観光サイト閲覧者数ランキング　三重県が不動の1位

最近、都道府県・政令指定都市別の公式観光サイトの推計閲覧者数に関する調査結果が発表されました。これは、株式会社ヴァリューズと公益社団法人日本観光振興協会が共同で行ったもので、2024年の年間推計閲覧者数が注目されています。

トップ3に輝いた三重県・新潟県・岡山県

まず、都道府県別の公式観光情報サイトを見ると、三重県が推計488万人の閲覧者数でトップとなり、上位に輝く結果となりました。続いて、新潟県が284万人、岡山県が275万人と続いており、特に三重県の強さが際立っています。これらのサイトは前年比で100%を超え、特に千葉県（211.8%）、石川県（194.4%）、福岡県（211.0%）が目立っています。多くのサイトが集客を伸ばしている姿が見て取れます。

三重県の閲覧者層

三重県の公式観光サイトには、特に50〜60代の層が多く訪れていることが今回の調査で明らかになりました。この年代層はインターネットの利用が活発で、サイトへの訪問が安定している要因の一つと言えるでしょう。他県と比較すると、新潟県は30〜40代の割合が多い傾向にあり、この点からも各県の特色が見えてきます。

積極的なキャンペーンが集客を後押し

千葉県、石川県、福岡県などで前年比が特に高かったのは、各県の特性を生かした積極的なキャンペーンの成果です。例えば、千葉県は「サンキュー❤ちばフリーパス」を展開し、特に地元住民が利用しやすい内容になっています。また、石川県では「いしかわ応援旅行割」が大きな話題を呼んでおり、福岡県の「ふくおか平日おトク旅」なども好評を得ています。これらのキャンペーンが観光サイトの閲覧数増加に寄与したと考えられます。

政令指定都市別の結果

政令指定都市での調査結果も興味深いものです。ここでは横浜市が252万人で1位、続いて名古屋市（247万人）、京都市（245万人）がランクインしました。これらのサイトも前年比100%を超える成長を遂げており、特にイベント情報が多くの検索流入を集めています。

地元住民のお出かけ情報源としての役割

特に横浜市、名古屋市、京都市の公式観光サイトが重視されるのは、地元住民が周辺の観光スポットやイベント情報を探すための情報源として利用することが多いからです。検索ワードには「イベント」が上位に並び、各城市の魅力が伝わりやすい構成となっています。

忙しい日常の中で、観光情報を効率的に知ることができるこれらのサイトの重要性が改めて認識されます。