福島日産自動車株式会社が2025年度の企業活動テーマを『結(ゆい)』に設定し、新たなスタートを切ります。これは単なるスローガンではなく、地域や人々との結びつきをさらに強化し、未来に向けた確固たる一歩を示すものです。企業活動の一環として、2014年度から毎年新しいシンボルビジュアルが発表されており、今年も福島県浪江町出身の日本画家、舛田玲香さんによる作品が用いられています。
企業活動テーマ「結」
2025年度のテーマ『結(ゆい)』は、これまでの『興』から進化した形で、人や地域との絆を深めることを目的としています。金子社長は、このテーマが社員全体の結束を促し、地域とのつながりを強化することを強調しました。また、2024年度の活動テーマ『興』は、結ぶこと、育むこと、挑戦することが柱となり、徐々に芽を出していくプロセスを描いていましたが、2025年度はその成果を結実させる年となります。
新プロジェクト「EV GARDEN なみえ」
金子社長は、悩みを抱える浪江町の復興を支援するため、2025年に開業を目指す『EV GARDEN なみえ』の計画に言及しました。この施設は、ただの車両販売所ではなく、電気自動車を通じた移動の自由を提供し、再生可能エネルギーの利用促進、地域災害時の備え、さらには地域住民の憩いの場として機能することを目指しています。このプロジェクトは、地域暮らしの充実度を上げるだけでなく、未来を見据えた持続可能な社会の形成にも寄与するものです。
舛田玲香さんのシンボルビジュアル
企業のシンボルビジュアルについて、舛田玲香さんは昨年の『興』に基づく作品から進化させ、今度は社員の結束感や思いを一羽の鳥として表現しました。彼女は、地域と企業の関係をより明確に意識した作品作りを行い、社会へのメッセージを込めています。鳥が梅の春の息吹を運ぶ様子を見つめながら、地域の未来に希望を繋ぎたいと考えています。彼女のメッセージからは、地域貢献の重要性や、社会とのつながりを深める意識が垣間見えます。
まとめ
福島日産自動車は、今後も地域社会とのつながりを重視し、様々なプロジェクトを通じて発展を図っていく考えです。地域のニーズにしなやかに応答し、変化を自ら起こすことで、福島県により大きな元気を「チャージ」する企業であり続けたいとのメッセージが強く感じられました。福島日産の今後の取り組みから目が離せません。