Natureが電力小売事業者向けにDR支援サービスを刷新！自然との共生を実現

Natureの新しいDR支援サービス

自然との共生を掲げるNature株式会社が、電力小売事業者向けのデマンドレスポンス（DR）支援サービスを大きくリニューアルしました。これにより、エコキュートや蓄電池など新たな機器にも対応が可能となり、より戦略的な電力の需要管理が実現します。

DR支援サービスの進化

これまでNatureが提供してきた行動変容型DRはそのままに、エアコンに加え、エコキュートや蓄電池の制御を行う「機器制御型DR」の機能が追加されました。新たに対応した「上げDR」により、昼間の余剰電力を有効活用することができます。この仕組みは、特に太陽光発電の普及に伴う電力供給の変動を緩和するのに役立ちます。

電力小売事業者は、日中の余った電力を利用してエコキュートを沸かしたり、蓄電池を充電したりすることで、効率的にエネルギーを管理できます。また、夕方のピーク需要時には、エアコンの温度設定や蓄電池の放電を自動で行うことができ、これにより電力需要の抑制が可能となるのです。これらの制御は、「Nature Home」のスマホアプリを通じて、一貫して行えるため、ユーザーにとっても使いやすさが向上しています。

柔軟なシステム導入

本サービスは、電力小売事業者の運用方針に応じて、「行動変容型DR」との連携をしない単独での導入も可能であり、システム拡張の柔軟性とコストの最適化を実現する基盤を提供しています。

管理画面からは、DRの発動イベントの登録や、自動制御の設定も簡単に行うことができます。この機能は日本卸電力取引所（JEPX）の市場価格に連動し、効率的なオペレーションを可能にします。さらには、DRキャンペーンに参加するユーザーに向けた通知やPRコンテンツの配信も可能であり、電力小売事業者とユーザー間のエンゲージメントを高める手助けとなります。

大手企業にも採用

すでに、関西電力や東京ガスをはじめとする大手エネルギー事業者もこのDR支援サービスを利用しており、運用性や信頼性が評価されています。Natureは今後も電力需給のバランスを最適化し、再生可能エネルギーの普及を通じて次世代の電力インフラ構築を目指していきます。

Nature株式会社のビジョン

Natureは、再生可能エネルギーのシフトを進めるため、IoT技術を駆使して新しいエネルギーの未来を築くことを目指しています。2017年に発売したスマートリモコン「Nature Remo」は、日本におけるスマートホーム市場の重要なプレイヤーとなり、2019年からはエネルギーマネジメント事業に本格的に参入しました。さらに、「Nature DER Platform」を通じて、スマートホームとエネルギー管理の融合を図り、より持続可能な未来を実現していくことに取り組んでいます。