東京都世田谷区からの新しい動きが、地域の若者たちのITスキル向上をサポートします。これを実現するために、株式会社セックと世田谷区は「世田谷区民のITスキル向上のための包括協定」を締結しました。この協定は、双方の連携の強化を目指し、IT分野における人材育成やキャリア教育を充実させる取り組みの一環です。
具体的には、世田谷区長である保坂氏とセックの代表取締役社長である櫻井氏が2025年2月25日、世田谷区役所で協定に署名しました。セックは2021年度から世田谷若者総合支援センターでプログラミング体験会を始め、若者支援活動を続けています。さらに2022年度には、ITエンジニアを目指す方々のための講座「世田谷ITカレッジ」を開校し、実務に即した学びを提供しています。このような取り組みを通じて、世田谷区の若者がITスキルを獲得し、将来のキャリアに繋がるような支援を行っています。
また、セックでは、2025年2月には区のSTEAM教育講座に協力し、小学生を対象にした「宇宙ステーションではたらくロボットをプログラミングしよう!」講座を実施します。これにより、子供たちに科学技術への興味を持たせ、幅広い知識を育む機会を提供しています。この包括協定によって、世田谷区とセックの間の協力関係はさらに深化し、若者支援や就労支援、さらにはSTEAM教育といった複合的な分野における連携が促進される見込みです。
この協定の有効期間は令和7年2月25日から令和8年2月24日までで、必要に応じて更新も可能です。協定の中では、主に小中学生やひきこもりの方、未就業者を対象としたITスキル向上に焦点を当てています。これにより、ターゲットとなる区民に適切な支援が行われることが目的です。
セックは「社会の安全と発展のために」というスローガンのもと、リアルタイム技術に特化したソフトウェアを提供しており、交通、防衛、医療、環境エネルギーなど、幅広い社会基盤の分野に貢献しています。
今回の協定締結をきっかけに、世田谷区とセックが協力して地域のITスキル向上や人材育成に取り組むことは、地域社会の発展にとって大きな意義を持つものといえるでしょう。何より、これによりより多くの若者たちがIT分野で活躍できる土台が築かれることが期待されます。