ハウステンボスとONESTORY、地域のために手を組む
ハウステンボス株式会社と株式会社ONESTORYが「食と地域の価値創造」をテーマに、包括的な業務提携を結びました。この提携により、両社は西九州エリアのリゾートを新たにブランディングし、訪れる観光客や地域社会への価値提供を共に進めることを目指しています。
業務提携の背景
長崎県佐世保市に位置するハウステンボスは、ヨーロッパの街並みを模したテーマリゾートとしての独自の魅力を持ち、集客を続けています。そして、ONESTORYは「日本に眠る愉しみをもっと」という企業メッセージを掲げ、地域特性を活かした「食」の価値を重要視しながら、地域ブランドを掘り起こす活動を行っています。両社の提携は、このような背景から生まれました。
ハウステンボスは、長崎県と佐賀県を含む広域エリアを一つの滞在型リゾートとして結び付け、観光客数の増加や地域活性化を図ろうとしています。ONESTORYは地域の食材や歴史、文化を広めることに特化しており、双方の強みを活かして新しい価値の創造を目指します。
提携の具体的な内容
提携の内容は以下の通りです。
1.
協業による食領域の事業創出
ハウステンボスとONESTORYがともに手を携え、西九州エリアの食に関する新たなビジネスを生み出します。
2.
食を起点としたブランディング
地域の食文化を前面に押し出し、相互に情報を発信しつつ、地域の価値を高めていくことを目指します。
この取り組みは、飲食業をはじめとした第一次産業や観光産業、さらには陶磁器などの地域資源を活かし、多様なステークホルダーとの連携を深めることで実現されます。
今後の展開
両社は今後の進捗を定期的に発表し、地域の食材や文化をさらに発信していく計画です。それぞれのブランド力を活用し、「食」を通じて人々をひきつける新しいエコシステムの構築を図ります。
両社代表のコメント
この提携に関して、ハウステンボスの髙村耕太郎社長は「地域と共に歩むという理念を基に、食を起点に領域を広げていく」と述べ、地域への理解を深める意義を強調しました。ONESTORYの大類知樹社長は「西九州エリアには豊富な資源があり、それを磨き上げて魅力あるストーリーにしていく」と語り、地域資源の重要性を訴えました。
企業情報
ハウステンボス株式会社
- - 所在地: 長崎県佐世保市ハウステンボス町1-1
- - 開業年月日: 1992年3月25日
- - 資本金: 1億円
- - 代表者: 髙村 耕太郎
- - 事業内容: テーマパーク事業、ホテル運営、レストラン等
- - WEBサイト: ハウステンボス公式サイト
株式会社ONESTORY
- - 所在地: 東京都渋谷区代々木1-31-12
- - 創業年月日: 2016年4月1日
- - 資本金: 1億円
- - 代表者: 大類 知樹
- - 事業内容: 地域の食の編集や体験設計等
- - WEBサイト: ONESTORY公式サイト