348台分のソーラーカーポートをジョイフル本田が導入
ホームセンターとして知られる株式会社ジョイフル本田は、その千葉ニュータウン店に348台分のソーラーカーポートを設置するプロジェクトを始動しました。この新しい取り組みは、2025年7月1日から運転を開始する予定です。これにより、同店舗は年間約1,169,199kWhの電力を発電し、約504トンのCO2排出量削減を見込んでいます。実際、これまでの屋根上設置型の発電方法では不十分とされていた環境負荷の軽減を、顕著に改善できることが期待されています。
このソーラーカーポートは、既存である発電設備と連携することで、店舗の電力自給率を20%まで高めることが可能です。エネルギー事情や外部要因に大きく影響されない安定した電源として、自家消費電源の役割も果たしつつ、電気代の削減効果も期待されています。
設置の背景と運営管理の仕組み
このソーラーカーポートの設置は、第三者所有モデル(PPA)に基づいて行われ、しろくま電力株式会社とNCSアールイーキャピタル株式会社が共同出資する合同会社NaFが発電設備を所有しています。しろくま電力はその設計と施工、運転管理を担当し、ジョイフル本田への電力供給も行っています。合同会社NaFの設立により、さらなる新規プロジェクトの展開が可能になるでしょう。
ジョイフル本田の環境戦略における位置づけ
ジョイフル本田は、2050年のカーボンニュートラル達成を目指し、環境に優しい店舗作りを進めています。2023年には、すでに11店舗に自家消費型の太陽光発電設備を設置し、2013年度比でのCO2排出量43%削減を目指して装置の導入を進めています。
特に、本ソーラーカーポートの導入は、既存の土地を有効に活用する方法としても注目されており、今後は他店舗への展開も視野に入れているとのことです。
再生可能エネルギーへの再注目
なお、しろくま電力はグリーン電力に特化した事業を展開しており、新しい再エネ事業モデルとしてソーラーカーポートのさらなる普及を目指しています。2025年には、電力供給量で低炭素電力会社としてのトップを目指すと共に、発電所の用地不足解決にも取り組んでいきます。
こうした動きが、脱炭素社会の実現に向けた一環として評価されることでしょう。
まとめ
ジョイフル本田のカーポートは、エコでありながら商業施設としての機能を併せ持つ新たなモデルとなることが期待されています。これからの運営がどのような成果を紡ぎ出すのか、業界注目の取り組みです。
企業情報
- - ジョイフル本田: 多彩な商品ラインナップを誇るホームセンター。
- - しろくま電力: グリーン電力に特化した新興企業。
- - 合同会社NaF: 新たなグリーンエネルギー発電所に関わる一連の事業を展開。