岡山大学がSDGs推進表彰2024を受賞
2025年9月10日、岡山市に本部を置く国立大学法人岡山大学は、「2024年度岡山大学SDGs推進表彰」の受賞団体による第5回の取り組み発表を行いました。この表彰制度では、教育、研究、職場貢献、学生活動の4分野から選ばれた5組の団体が評価されており、今回は総合技術部が「その他職場貢献等分野」での優秀賞を受賞しました。
総合技術部の取り組み
総合技術部は、岡山大学のビジョンを実現するために、いくつかのワーキンググループ(WG)が連携し、さまざまな活動を行っています。具体的には、技術職員のスキル向上を促進するために研修会を開催し、活動報告の運営を行っています。
また、地域貢献グループでは、小学生向けの工学実験教室や科学イベントへの出展、さらには出前実験などを実施しています。これらの活動は、工学部や理学部と協力しながら進められており、牧場体験や星空観察など、多岐にわたる体験を提供することによって、子どもたちの興味を引き出しています。
部長の田村義彦氏は、地域での科学啓発活動の重要性について語り、「科学する心」を育み、未来を担う人材の育成を目指す意義を強調しました。また、「さまざまな問題を科学的な感性で解決できる人材を多く育てたい」との願いも掲げています。
学長からのエール
岡山大学の那須保友学長は、職員や教員を超えた共働きの重要性を述べ、技術職員による発表が大学のシステム改革に寄与することを期待しています。このような取り組みを通じて、地域と大学が共に成長し、充実した研究環境を築いていくことは、岡山大学にとって大きな目標の一つです。
佐藤法仁副理事・副学長は、技術部が受賞したことに感謝の意を表し、科学を基にした社会への技術貢献を強調しました。彼は、科学への魅力を子どもたちに伝え、学内外での人材育成に努める姿勢を示しています。
これからの展望
岡山大学総合技術部のこれまでの取り組みは、地域社会に直接影響を与えるものであり、今後も多くの活動が期待されます。地域の未来を見据えた連携や取り組みを通じて、地域中核・特色ある研究大学としての役割を果たし続けることでしょう。
浮き彫りになるのは、科学と技術を通じた地域貢献の重要性です。岡山大学が今後どのようにSDGsに取り組み、地域に力を注いでいくのか、引き続き注目です。今後の活動に期待が高まります。