KEBA Japanの新製品
2020-11-18 10:00:29

KEBA Japan、スマートファクトリー向け新製品を発表!射出成形機の生産管理を効率化

KEBA Japanが新たに発表した製品群



KEBA Japan株式会社が、新たに射出成形機向けの革新的な制御ソリューションを発表しました。この新製品群には、『EasyNet MES』と新しい『i3000』が含まれており、いずれもスマートファクトリーにおける生産性向上を狙っています。

『EasyNet MES』の特長



『EasyNet MES』は、製造実行システム(MES)として機能し、射出成形機の運転データを外部のPCでリアルタイムにモニタリングできるのが特徴です。これまでさまざまな会社が生産モニタリング機能を提供してきましたが、KEBAの新しいシステムは、外部PCとの双方向コミュニケーションを実現し、外部からの生産条件の変更にも対応しています。これにより、成型機の稼働状況や生産品質、成形数量のモニタリングが一元化され、工場内の成型機情報を効率良く管理できます。

さらに、このシステムは成型機の稼働状況や生産指示を一元管理することにより、各機械への命令をスムーズに行えるようになります。特に、成型機の停止理由を確認する機能が搭載されており、生産のボトルネックを特定し迅速な対応が可能になる点は、工場の生産性向上に大きく寄与します。

スマートファクトリーへ向けたステップ



『EasyNet MES』は、ERP(基幹業務システム)との連携も考慮されており、EUROMAP77に基づく標準化された情報通信機能を搭載しています。この機能により、多様なERPシステムとの接続が簡単になり、さらなる生産管理の効率化を目指しています。また、オプションで提供される『EasyNetモバイル機能』では、スマートフォンやタブレットから直接異常警報を受け取ることができ、迅速な対応が可能です。

新制御ソリューションの『i3000』



続いて、KEBAの『i3000』シリーズの登場です。この新シリーズは、油圧式やハイブリッド式、全電動式、マルチコンポーネント式の射出成形機に対応し、最新技術を搭載しています。特に、マルチタッチ操作パネル、OPC UA対応、さらにはEUROMAPの標準規格への適合により、従来モデルの問題点を改善しています。

この新しいコントローラは、複数のCPUコアを持ち、HMIやIoT機能に応じて最適化されているため、動作がスムーズで、ユーザー体験を向上させています。さらに、異なる市場に応じてハードキーの装備が選べるため、柔軟な対応が可能となっています。

専門的なサポート体制



KEBA Japanは、2020年11月18日から20日まで開催された『IPF Japan2020 Virtual』にて、これらの新製品に関する個別相談も行っていました。製造現場での導入を検討されている方々へのサポートが期待されます。

KEBA Japan株式会社は、2011年に設立され、インダストリアルオートメーションに特化した制御ソリューションを提供しており、産業用ロボットや射出成形機などの開発に取り組んでいます。これらの新製品によって、製造業のデジタル化がさらに進むことが期待されます。

まとめ



KEBAの新しい制御ソリューションは、スマートファクトリーへのアプローチを加速させるものであり、今後の製造業界における新たなスタンダードとなることでしょう。いまだ進化を続けるこの分野で、KEBA Japanは確かな存在感を放ち続けると確信しています。

会社情報

会社名
KEBA Japan株式会社
住所
東京都港区台場2-3-1東京都港区台場トレードピアお台場10階
電話番号
03-6712-9941

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