LIXILのシャワートイレがFemtech Japan Award 2024で銀賞を受賞

LIXILのINAXシャワートイレ、銀賞の栄冠

株式会社LIXIL（以下、LIXIL）のINAXシャワートイレビデ専用ノズルが、「Femtech Japan Award 2024」において、2年連続で銀賞に輝いた。これはフェムテックおよびフェムケア分野において優れた商品やサービスが表彰されるもので、特に女性に配慮した機能が高く評価された結果だ。

フェムケアの注目度

最近では「フェムケア」という言葉が注目を集めている。女性の身体や健康を守る製品やサービスの全般を指し、これにより社会における女性の生活の質（QOL）が向上することを目指している。LIXILは、こうした重要な取り組みに注力し、多様な視点を得るために社内外でのコラボレーションを強化している。これにより、より多くの女性ニーズに応える製品の開発が進められている。

受賞製品の特長

受賞を果たしたINAXシャワートイレのビデ専用ノズルは、1988年に開発され、35年以上の歴史を誇る。全機種に搭載されており、特に「おしり専用」と「ビデ専用」の二つのノズルを採用することで、使用時の不安を大きく軽減。両方のノズルが分かれているため、洗浄時の衛生面に配慮されている。特に「おしりを洗ったノズルで、デリケートゾーンを洗いたくない」という女性の心理を考慮した設計が際立っている。

審査員からの高評価

受賞に際して、審査員からは「デリケートゾーンの清潔さが重要であり、女性に安心して使用できる機能が求められている」一方で、「フェムケアに対する長年の取り組みが高く評価された」との声が多く寄せられた。LIXILは今後も、フェムケアを考慮した製品開発を続け、女性向けの快適な暮らしを実現する方針を強調している。

コンサルティブなトイレスペース

LIXILは、ビデ専用ノズルだけでなく、トイレ空間全体を通じて女性が快適に使用できる提案も行っている。「トイレ手洗い」では、経血で手が汚れてしまった場合にも安心して手を洗える設備が整っている。また、生理用品を簡単に取り出せる「トイレ収納」も導入されている。これにより、快適なトイレ利用が実現されている。