外食の不安を解消する新機能で安心な食事体験を
株式会社イグレック(大阪市西区)は、飲食店向けに提供しているセルフオーダーシステム「IGREKセルフオーダー」に新たな機能、食物アレルギー表示機能を追加しました。この機能は、外食利用者が抱える食物アレルギーに対する不安を軽減することを目的としています。
社会背景
消費者庁が発表した調査では、外食の場で食物アレルギー関連の情報が不十分であるとの結果が示されました。特に、約66.7%の人々が外食時にアレルギー情報を十分に得られていないと感じていることが強調されています。このため、一部の人々は外食を避ける傾向があるとのことです。事業者側も、アレルゲン情報の正確な提供を重視しているものの、提供方法が統一されていないため、誤食リスクが残っているのが実情です。
開発の背景と目的
イグレックは、多店舗展開を行う飲食店から寄せられた多くの声に応えるかたちで、この機能の開発に取り組みました。「誰もが安心できる食事環境を提供したい」という想いから誕生したこの機能は、特にお子様連れの家庭に配慮した設計になっています。アレルゲン情報を分かりやすく表示することで、安心して外食を楽しむことができる仕組みを実現しています。
「食物アレルギー表示機能」の詳細
アレルゲン情報の設定と表示
この機能では、メニューごとにアレルゲン情報を設定し表示することが可能です。表示内容は、「特定原材料8品目」またはその拡張リストである「特定原材料8品目+特定原材料に準ずる20品目」のどちらかを選ぶことができます。
トッピングへの対応
料理にトッピングを追加した場合、トッピングに含まれるアレルゲン情報も自動的に表示されます。これにより、選択した料理やトッピングによって異なるアレルゲン情報も利用者が確認でき、誤食を防ぐ手助けをします。
表示順のカスタマイズ
利用者がよく使うアレルゲン項目をまとめて表示できるため、より分かりやすい情報提供が可能です。業者によってアレルゲン情報の並びが異なる場合でも、表示順を自由に変更できるため、柔軟に対応できます。
業務効率の向上
CSVファイルを活用することで、アレルゲン情報を一括で設定できる機能も備えています。これにより、季節メニューの切替や新規店舗のオープン時にも迅速に対応でき、業務負担の軽減に寄与します。
まとめ
食物アレルギー表示機能の追加により、IGREKセルフオーダーは外食を利用する全ての人にとって、更に安心できる環境を提供します。イグレックは、顧客一人ひとりのニーズに寄り添ったサービスを通じて、飲食店業界の発展に貢献していくことを目指しています。これに関連する詳細情報や資料は公式ウェブサイトからダウンロード可能で、導入希望者はお気軽に問い合わせてください。