企業のDX(デジタル・トランスフォーメーション)を促進するアルサーガパートナーズ株式会社(本社:東京都渋谷区)は、AIとの会話を通じて従業員の本音を引き出す「雑談によるラポール形成技術」に関する特許を取得したと発表しました。この技術は、AI面談サービスを通じて、従業員の心理的安全性を確保し、企業の離職予兆を検知する役割を持っています。従来のAIチャットボットでは難しかった「雑談」を取り入れることで、心理的な距離を縮め、信頼感を生み出し、従業員が本音を話しやすい環境を提供します。
特許番号7763553として登録されたこの技術は、AIがその場の状況や前回の会話を踏まえて対話を行い、継続的な関係性を築くことができる点にあります。従業員がリラックスして話せる環境を整えることで、従来の形式的なヒアリングでは得られなかった真の課題を引き出すことが可能となります。
アルサーガパートナーズのAI面談は、定期面談を通じて全従業員から声を収集し、組織の問題点を可視化します。従来の従業員エンゲージメントアンケートでは、数値化されたデータは得られるものの、具体的な課題は見えにくいことがありました。しかし、AI面談ではリアルタイムで従業員の意見を把握し、エンゲージメントの変化をトレンドとして捉えることができます。
このAI面談の特徴は、雇用者側の理解を深めるための「定点観測」にあります。月次での面談を通じて、従業員の状況を把握し、問題が顕在化する前に対策を講じることが可能となります。また、従業員が心理的な安全性を感じられるよう、AIは過去の対話内容を記憶し、既存の関係性を深めることにも注力しています。
さらに、AI面談は人事部署の効率化にも寄与します。従来の無機質なアンケートと比べ、AIによる自然な雑談を介して、本音を見つけ出すことができるため、より具体的で実務に役立つフィードバックが得られます。AIが人事や上司に代わり、信頼できる聞き手として機能することで、企業は組織改善に必要なデータを得ることができるのです。
特許技術の根底にある心理学的な観点では、雑談は信頼関係を築くうえで欠かせない要素とされています。このことは、心理学的に実証されたものであり、安心感を生むことから従業員が本音を話しやすい環境が整うことを示しています。
アルサーガパートナーズは、今後も事業を通じて従業員エンゲージメントの向上、離職防止、ハラスメント予防を支援し、企業の持続的成長を図ることを目指します。AI技術が進化し続ける中、より多様化した職場環境にも対応できるよう、AI面談の精度を高め、さらなるカスタマイズを進める方針です。
この特許取得を実現したアルサーガパートナーズは、成長の流行発信地である渋谷に拠点を置き、DXサービスのワンストップ提供を行っています。お客様に寄り添いながら、業務の成功を加速するための取り組みを続けており、今後の展開にも引き続き注目が集まります。