株式会社ラメリア・ジャパンと九州大学の共同研究
株式会社ラメリア・ジャパン(名古屋市)は、国立大学法人九州大学の清水邦義准教授の研究チームとの協力により、独自の原料である「ローズマリー発酵エキス」の機能性試験を行いました。この取り組みは、加齢による肌のシワやたるみの改善を目指すもので、化粧品やサプリメントへの応用が期待されています。
共同研究の目的と背景
この研究は、2023年から始まりました。ラメリア・ジャパンは、加齢による肌の悩みを軽減するため、毎年進化する化粧品市場で競争力を持つ製品を開発することに力を入れています。その一環として、九州大学との連携を図り、独自原料の詳細な分析と機能性の確認を行っています。研究チームは、ローズマリーに含まれる成分が肌の老化に対してどれほど効果的かを探求しています。
試験の詳細
研究では、ローズマリー発酵エキスを用いて、ヒト皮膚線維芽細胞へ与える影響を測定しました。具体的には、異なる濃度のサンプルを細胞に添加し、その後72時間放置した後に結果を解析しました。出される結果としては、200 μg/mLまでの範囲で細胞生存率に影響を与えないことが確認され、特に100 μg/mLでの効果が顕著でした。
コラーゲンとヒアルロン酸の生成における効果
ラメリア・ジャパンは、コラーゲン産生試験とヒアルロン酸産生試験を行い、その結果、ローズマリー発酵エキスの濃度を上げることでコラーゲンの生成が増加する傾向が見られました。特に、10 μg/mLおよび100 μg/mLの濃度での効果が顕著に現れました。
ヒアルロン酸の生成に関しても同様の結果が確認され、保湿にも寄与する可能性が示されています。これにより、今回の研究は肌の若返りや保湿効果を期待させる内容となっています。
今後の展望
試験結果から、ローズマリー発酵エキスの持つ可能性が証明されました。今後もラメリア・ジャパンは、この研究を通じてさらなる原料の開発に力を入れ、より効果的な商品を消費者に提供することを目指しています。株式会社ラメリア・ジャパンの商品開発部の今泉次郎部長は、「美容の本質を追求した製品を生み出す」というミッションに貢献できる原料開発への期待を語っています。
会社概要
株式会社ラメリア・ジャパンは、基礎化粧品やサプリメントを企画開発し、通信販売を手掛ける企業です。名古屋市に本社を構え、日々新しい美容商品を通じて、消費者の美容への期待に応えていくことを目指しています。詳細な情報は、公式ホームページから確認することができます。