Peatix Japanに新たな船出、藤田祐司氏が代表取締役に就任
2025年5月1日、イベントとコミュニティを支えるプラットフォーム「Peatix」の日本法人であるPeatix Japan株式会社において、藤田祐司氏が新たな代表取締役に就任しました。この動きは、コミュニティサービスの進化を目指す同社の戦略に基づいて行われました。
藤田氏の役割とこれからのビジョン
藤田氏は、引き続きPeatix Inc.のCMOとしての役割も兼任し、「More than a ticket」を掲げ、サービスの発展をリードします。彼は「コミュニティとは何か」という問いに真摯に向き合い、コミュニティマネジメントの専門家として日本国内での活動を広げてきました。
新体制発足にあたり、藤田氏は「私たちはイベントサービスを越え、コミュニティサービスへのシフトを果たすために、参加者の体験価値を高めることを目指します」と述べ、さらに多様な場での交流を促進する意向を示しました。
人事異動の背景
ピーティックスは、過去10年以上にわたり「チケットサービスからコミュニティサービスへ」という大きな変革に挑んできました。長年にわたり、同社を率いてきた岩井氏は、これまで戦略的視点と実行力を持って多くの結果を出してきました。今後のコミュニティサービスにおいて、藤田氏がその役割を引き継ぐことになりました。彼は創業期から関わり、常にコミュニティの意義を探求してきた実績があります。
藤田氏の経歴
慶應義塾大学を卒業後、藤田氏は株式会社インテリジェンス(現パーソルキャリア)で営業担当として経験を積み、2003年にはアマゾンジャパンに入社。マーケットプレイス事業の営業で成果をあげた後、Peatixの前身であるOrinoco株式会社を創業しました。その後、PeatixのCMOに就任し、マーケティングの視点からコミュニティを牽引してきました。
コミュニティ関連の取り組み
藤田氏はコミュニティに関する活動を多岐に渡って行っています。具体的には、イベント主催者向けコミュニティ「イベントサロン」を定期開催し、コミュニティの重要性を伝え、さらにはトークイベント「コミュコレ!」で業界のキーマンたちとの交流を図っています。また、2020年には著書『ファンを育み事業を成長させる「コミュニティ」づくりの教科書』も出版し、その中で彼が培った経験や知識を共有しています。
ピーティックスの今後の展望
Peatixは、今後も「コミュニティを支えるプラットフォーム」としての活動を進め、さまざまな施策を通じて、ユーザーコミュニティの醸成や地域イベントの活性化を図ります。具体的には「Peacom」や「コミュニティアワード」などの取り組みを行いながら、オンラインとオフラインの融合を図ります。2025年にはコミュニティアワードの開催も予定しており、多くの人々にコミュニティの楽しさを伝えていく考えです。
最後に
藤田氏がPeatix Japanの新たな代表に就任したことで、コミュニティ活動のさらなる充実が期待されます。彼のリーダーシップの下、多くの人々がコミュニティの力に触れる機会が増え、豊かな人間関係が築かれる社会が実現されることを期待しています。今後の展開に注目です。