GSXときらやか銀行、地方企業を守るサイバーセキュリティ提携へ

GSXときらやか銀行、地方企業へのサイバーセキュリティ支援を拡大

最近、グローバルセキュリティエキスパート株式会社（GSX）と株式会社きらやか銀行が業務提携契約を結びました。この提携により、きらやか銀行が該当する山形県の約52,000社に対し、サイバーセキュリティサービスが提供されることとなります。この動きは、企業の防御力を強化し、地域全体の経済の安定にも寄与することが期待されます。

サイバーセキュリティの重要性

昨今、サイバー攻撃の増加が世界各地で確認されていますが、その影響は地域や企業規模を問わず広がっています。特に中堅・中小企業は、サイバー攻撃に対して脆弱であり、対策が急務とされています。被害が発生した場合には、企業の事業活動だけでなく、取引先企業にも深刻な影響を与えることがあるため、サプライチェーン全体を考慮した安全対策が求められています。しかし、一般的に大企業が行えるような資金や人員を持たないため、地方企業は「ちょうどいいサービス」を求める傾向にあります。GSXは、これまで首都圏や中部・西日本を中心に支援を行ってきましたが、地方企業への支援を強化するために今回の提携を実現させました。

GSXときらやか銀行のパートナーシップ

GSXは、準大手から中小企業を主要なお客様とし、「ちょうどいいサービス」を提供することが基本方針です。これに対し、きらやか銀行は山形県における地域密着型の金融機関であり、地元企業の成長をしっかりと支援しています。この提携により、地域企業が直面するサイバー脅威に対する専門知識や人材の不足問題が解消されることが期待されます。両社は情報を共有し、サイバーセキュリティ対策サービスを共同で提供することで、地域の自衛力向上を目指します。

サイバーセキュリティセミナーの開催

業務提携の一環として、GSXときらやか銀行は、山形県内の企業経営者を対象にサイバーセキュリティセミナーを開催することが決定しました。このセミナーでは、サイバーセキュリティの脅威がどのように発生するのか、その背景に何があるのか、そして経営者がどのように対策を講じるべきなのかを具体的に中身のある講義を通じて伝える予定です。日程は2025年11月5日で、場所はきらやか銀行本社の大会議室です。このセミナーは、経営者にとって非常に重要なトピックであるため、多くの参加が見込まれています。

GSXの中期経営計画と成長戦略

また、GSXは2028年3月期までの中期経営計画として、年率25%の売上成長を掲げています。さらなる成長に向けては、販路拡大や新たな事業領域への進出、人的リソースの拡充、サービスラインナップの拡充を目指しています。今回の業務提携は、地方都市へのサービス提供を加速し、全国各地の企業に向けた支援の拡大を実現し、GSX自身の成長にも寄与するものとなります。