顧客視点の中古物件販売
2023-01-13 11:10:01
不動産業界のタブーを破る!顧客視点の動画で中古物件販売を成功に導く
不動産業界のタブーを破る!顧客視点の動画で中古物件販売を成功に導く
近年、建築材料費の高騰により中古物件市場が活況を呈する中、日本総合不動産株式会社は、業界の常識を覆す革新的な試みで注目を集めています。同社が制作した不動産紹介動画「売主に聞く。」は、従来の間取りや立地の写真スライドショーとは異なり、売主へのインタビューを収録。物件の生の声を届けることで、顧客の購買意欲を高めることに成功しています。
長年の経験に基づく新たな視点
45年間不動産業界に携わる熟練のバイヤーが代表を務める同社。代表の栗田氏は、中古物件において売主の情報を控えめに扱うことが、顧客が物件での生活をイメージしやすくするとされてきた業界の慣習を指摘します。しかし、近年デジタル技術の発展により、新築物件ではVRやメタバースを活用したシミュレーションが可能になっている一方、中古物件ではその方法が最適とは限らないという課題意識がありました。
そこで着目したのが、かつて人気を博したテレビ番組『建もの探訪』のような、住人の生活に密着した視点です。売主の体験談は、物件のネガティブなイメージを覆す可能性も秘めています。
「売主に聞く。」では、売主へのインタビューを丁寧に編集し、顧客が内覧前に物件を自分事として捉えられるようなコンテンツを目指しました。売主の顔出しは避け、声のみを使用することで、余計な情報を排除。11月から販売開始された物件では、この動画が内覧者からの好評を得ているとのことです。
リアルな情報を伝える重要性
中古物件は新築と異なり、「人が住んだ後に住む」というデメリットがつきものですが、住んでいたからこそわかるメリット・デメリットを丁寧に伝えることが重要だと栗田氏は強調します。動画では、物件周辺の生活環境における売主の感想に焦点を当てています。
例えば、ゴミ置き場が近い部屋について、売主は当初匂いや騒音を懸念していましたが、実際は管理が行き届いており、騒音問題も全く感じなかったと語っています。むしろ、ゴミ出しの利便性をメリットとして挙げています。また、隣接するアパートについても、長年貸し出されていないことから、騒音問題が少ないという意外なメリットが明らかになっています。
これらの情報は、売主だからこそ知り得るリアルで有益な情報です。
将来性を見据えた物件選び
紹介されているザ・パークハウス上石神井レジデンスは、西武新宿線の立体交差に伴う再開発によって将来的な不動産価値が不透明とされている物件ですが、栗田氏は線路の高架化による沿道整備や、上石神井駅への距離が近くなる可能性などを将来的なメリットとして挙げています。
顧客目線の姿勢
「売主に聞く。」という動画は、顧客目線での物件紹介という日本総合不動産株式会社の姿勢を示すものとなっています。人生における大きな買い物となる住宅購入において、同社の顧客を第一に考える姿勢は、多くの購買検討世帯の信頼を獲得していると言えるでしょう。
会社概要
運営会社:日本総合不動産株式会社
URL:http://n-sougou.co.jp
会社情報
- 会社名
-
日本総合不動産 株式会社
- 住所
- 東京都武蔵野市吉祥寺南町 1-18-8
- 電話番号
-
0422-29-8027