DX人材育成の新戦略
2023-02-15 11:00:02
千葉銀行とダイナトレックによる次世代DX人材育成の新戦略
千葉銀行とダイナトレックが進めるDXの未来
千葉銀行は、金融業界におけるデジタルトランスフォーメーション(DX)の推進に向けて、ダイナトレックと提携し、DX人材の育成に取り組んでいます。この取り組みは、地域金融の新たなモデルを構築し、顧客体験(CX)の向上を目指すものです。
DXトレーニーとは?
DXトレーニーとは、千葉銀行のDX専門人材として社内公募で選ばれた出向者のことを指します。選ばれた行員は、最初の3カ月間、同行内で研修を受け、基本的なDXに関する知識を身につけます。次に、外部の企業へ6~9カ月間出向し、実際に業務を通じてDXの知見を深めていきます。出向から戻ると、地域の金融機関において重要な役割を果たすことが期待されています。
DX推進の背景
千葉銀行の中期経営計画には、「金融機能の深化」と「カスタマーエクスペリエンスの向上」が掲げられています。この目標を達成するためには、一元化されたデータの利活用が不可欠です。2021年8月から導入されたダイナトレックの仮想データ統合ツール「DYNATREK®︎」を通じて、全行でデータの活用を推進しています。
ダイナトレックの役割
ダイナトレックは、千葉銀行からの評価を受けて、DX人材育成における外部連携企業として選ばれました。同社は、金融業界のみならず、地方創生やIT技術を通じて地域活性化にも寄与しています。DXトレーニーとしての行員は、ダイナトレックでの約6カ月間の出向を通じて、地域のデータを分析・活用する力を養い、「データの地産地消」を推進する役割を担います。
将来の展望
ダイナトレックは、これまでの経験とノウハウを活かし、出向したDXトレーニーが金融業界で成果を上げ、千葉銀行のDX推進の中心となるような環境を提供します。このような取り組みは、金融機関がデジタル時代に適応し、顧客に対してより良いサービスを提供するための重要なステップです。
DYNATREKの特徴
仮想データ統合ツールDYNATREKは、40年以上にわたって開発されてきた製品で、日本国内の約30行に導入されています。金融機関や通信事業者、官公庁、製造業など、幅広い業界で大規模な情報基盤として利用されているこの技術は、地域の経済活動を支える重要なツールとなっています。このように、千葉銀行とダイナトレックの取り組みは、地域金融の革新とデジタル化を進める上で欠かせないものです。
結論として、千葉銀行がダイナトレックと連携して推進するDX人材育成は、地域に根ざした新たな金融サービスを提供する未来への重要な一歩です。新しい時代に求められる金融の在り方を模索し、次世代の人材が育まれることで、地域全体が発展していくことが期待されます。
会社情報
- 会社名
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株式会社ダイナトレック
- 住所
- 東京都港区六本木5-11-16国際文化会館
- 電話番号
-
03-6447-1590