未来のモビリティ体験!「YADOCAR-iドライブ」
茨城県つくば市で、国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)と企業との協業により進められている「YADOCAR-iドライブ」の実証実験が、2025年と2026年に現実のものとなります。この実験では「こどもMaaSサービス」の一環であり、つくばのTXつくば駅前にて乗車体験会を開催予定です。
イベント概要
実証実験は、以下の期間で行われます。
- - 2025年11月5日(水)〜11月16日(日)(運休日:11月10日、11日)
- - 2026年1月15日(木)〜1月26日(月)(運休日:1月20日、21日)
各日程ごとに運行時間が設定されており、9時から11時、11時30分から13時30分、14時から16時の三つの時間帯で運行します。また、乗降場所はつくばセンター広場とつくばカピオ前の二ヶ所で、これらの区間を往復します。
乗車は最大3名まで可能で、予約不要のため、直接乗車場所に来ていただければ無料で体験できます。これは自動運転技術をもっと身近に感じてもらうための取組みです。
「YADOCAR-i」 - 後のせ自動運転システム
この自動運転サービス「YADOCAR-i」は、特に離島や地方においても、持続可能な低コストでの自動運転を実現することを目指しています。従来の高額な自動運転システムと異なり、既存の車両を活用し、用途を特定することでより手軽に導入できるのです。
自動運転の技術は、内閣府が提供する準天頂衛星MADOCA-PPPとJAXAが開発したソフトウェアを利用して車両の位置や方位を特定します。加えて、衛星信号が届かない環境では、クルマに搭載されたセンサーにより障害物を認識し、移動を助けます。今回の実証実験では、ドライバーによる監視が必要なレベル2での運行が行われます。
実証実験の目的
つくば市は建物や樹木が多く、衛星信号が正確に届きにくい地域です。そのため、つくば市の三次元地図を活用し、高精度の位置情報を選別し、センサーを最適に使う方法を検証します。
この新たな取り組みは、今後の自動運転技術の発展と地域社会への普及を目指しています。
興味のある方は、ぜひこの機会に「YADOCAR-i」の運転を体験し、未来の交通手段について学んでみてください。 詳細情報はつくば市の公式ウェブサイトをご覧ください。
つくば市公式サイト