株式会社スギイマシナリィが「日本木工機械記者クラブ賞」を受賞！

スギイマシナリィが輝かしい栄光を手に

愛知県稲沢市を本拠地に置く株式会社スギイマシナリィが、2025年10月に開催された「日本木工機械展2025」において、全機械の中から唯一選ばれる「日本木工機械記者クラブ賞」に輝きました。この賞は、その技術力とデザイン性を評価され、特に安全機構が高く評価された結果です。

「セーフティスプレッダー」—安全と精度の両立

受賞の対象となったのは、同社の新製品「セーフティスプレッダー」。これは、長年にわたりスギイマシナリィが培ってきたロールコーター技術を基盤にしており、作業者の安全を第一に考えた自動停止機構が搭載されています。

この機械が持つ特筆すべき機能は、作業をしている最中に万が一、何らかの接触が発生した場合、瞬時に異常を検知し、上下のロールが自動的に停止・退避する点です。この革新的な安全機構は、作業者保護を最優先に設計されたもので、重大な事故を未然に防ぐための重要な要素となっています。

木工機械の未来を切り拓く

「日本木工機械展」は、2年ごとに愛知県名古屋市のポートメッセなごやで行われ、国内外の木材加工機械メーカーが集結する大規模な見本市です。スギイマシナリィの受賞は、業界全体に新たな安全基準を示すお手本となることでしょう。また、この展示会は、木材加工産業や環境産業の発展を促進し、貿易の振興にも寄与しています。

記者クラブからの評価

審査員からは「ユニークで斬新かつ未来志向型の機械」とのコメントが寄せられました。特に、安全対策において非常に実践的かつ効果的である点が高く評価され、受賞に至ったことが明らかになっています。

未来への意気込み

スギイマシナリィは、「塗る・貼る・接着する」技術のさらなる向上を目指し、小規模な工場だからこそ実現できる柔軟な発想と卓越した技術で、業界全体の安全性と生産性の向上に尽力することを約束しています。

取締役の杉本悠輝氏は、事故の経験を踏まえ、「この機械が同様の事故を減らすための役に立つことを願っています」とコメント。また、「ロールコーターの危険なイメージを払拭し、安全で使いやすい作業環境を提供することを追求し続けます」との強い意志を表明しています。