双葉電子工業のAIシステム
2025-11-06 15:40:46

射出成形機の未来を切り開く!双葉電子工業のAI制御システム

射出成形の新時代が到来



双葉電子工業株式会社は、射出成形技術において革新的な製品「射出成形監視システム MDS32A」を発表しました。この新システムは、AIに基づいて射出成形を自動制御することを目的としています。製造現場では、環境問題への配慮や人手不足が課題とされている中、技術の進化が求められています。

ケーススタディを経て



製造業における人手不足や、熟練技術者の退職による技術の継承が進まない現状を受けて、双葉電子工業は射出成形AIシステムを2024年に展開しました。しかし、当時のシステムは単一パラメータに限られ、異常検出には限界がありました。そこで、より複合的な情報を取り込むことができるMDS32Aを開発し、樹脂圧力、樹脂温度、金型温度などをトータルに分析できるようにしました。

MDS32Aの特長



1. AIによる良否判定機能
MDS32Aは、金型内のセンサーを用いて、樹脂圧力や温度をショットごとに計測します。AIは良品時の波形を学習し、異常波形を検知することで不良品を迅速に発見できます。

2. 成形条件の自動調整機能
異常な波形を解析し、最適な成形条件を自動で提案または調整します。これにより、物性の変動や環境の変化にも柔軟に対応可能です。

3. 同時計測の向上
MDS32Aは、最大32点で同時に樹脂圧力や温度を計測できます。この機能により、複雑な成形環境でも高精度なデータを収集することが可能です。

4. 省配線化の技術
デジタル多重化送信により、複数の中継機からのアナログ信号をデジタル化し、わずか2本の配線で済ませることができ、従来の1/16の配線数で実現します。

5. センサー設定の自動化
バーコードリーダーを用い、センサーの感度区分設定を自動で実施し、設定ミスを防ぎ、効率的な運用を可能にします。

6. DX・IoT化支援
Euromap82.5準拠のOPC-UA通信をサポートしており、デジタルトランスフォーメーションやIoTの推進に貢献します。

発表会のご案内



この新しい技術は、2025年11月12日から14日に開催される「高機能素材Week東京2025」にて実際のデモンストレーションを行います。会場は幕張メッセで、ぜひ双葉電子工業のブースを訪れてみてください。

双葉電子工業の未来



双葉電子工業は、1963年から金型部品の製造を行い、現在までに1000社以上の導入実績を誇ります。新たに投入されるMDS32Aが、製造業にもたらす変革に期待が寄せられています。これからの射出成形の未来に、ぜひご注目ください。

公式サイト こちら
お問い合わせ先:双葉電子工業株式会社総務法務部長 徳元 秀行
TEL:0475-24-1111
メール:お問い合わせはこちら


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会社情報

会社名
双葉電子工業株式会社
住所
千葉県茂原市大芝629
電話番号
0475-24-1111

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