2025年のBeautyTech Awardsで選ばれた革新的な美容技術とは
2025年11月20日、TRUNK(HOTEL) CAT STREETで開催された「The 6th Japan BeautyTech Awards | 2025」授賞式にて、数々の美容技術がその革新性に評価を受けました。このアワードは、株式会社アイスタイルによるもので、美容及び関連分野でのイノベーションを推進する企業やプロジェクトを表彰しています。
受賞者の発表
今回のアワードには過去最多の69件の応募があり、その中から15件が一次審査を通過しました。二次審査では、選ばれた企業が自らのプロダクトやサービスのプレゼンテーションを行い、その中から大賞1件、準大賞1件、特別賞2件が選出されました。審査委員は多様なバックグラウンドを持つ専門家から構成され、「革新性」「事業性」「技術性」「社会性」「内発性」といった5つの基準に基づいて審査が行われました。
大賞受賞の背景
大賞を受賞したのは、
花王株式会社の「高い紫外線カット効果と快適性の両立を実現する連続持続UV防御塗膜技術」です。この技術は、日焼け止めにおける「焼けるかもしれない」という不安や、「使用感が不快」という声に応えるもので、ウォーターベースと独自のカプセル技術を用いることで、効果的な紫外線防護を実現しています。これにより、軽やかな使用感と高いUVカット効果を両立させることに成功しました。
準大賞と特別賞
準大賞には、
牛乳石鹸共進社株式会社の「服を着たまま洗髪できるポータブル洗髪デバイス『SUSUGU(ススグ)』」が選ばれました。これはコップ1杯の水で洗髪が可能なアイディア商品で、入浴が難しい方々に対して新たな「清潔」を提供する役割を果たします。
特別賞には、
資生堂の「Shiseido Beauty Diagnosis Lab」と
コーセーの「量子コンピュータによる最適解から生まれたコスメデコルテ AQ 毛穴美容液オイル」の二つが選ばれました。前者は、肌・身体・心のつながりを重視した美容検診サービスを提供し、後者は量子コンピュータの高度なアルゴリズムを利用して、特定の肌の悩みに対する最適な解決策を提案する商品です。
授賞式の様子
当日は、約130名の関係者が参加し、美容業界の最前線にいる方々との情報交換やネットワーキングも行われました。授賞式の模様は、今後、BeautyTech.jpや@cosme for BUSINESSで紹介される予定です。
最後に
今年のBeautyTech Awardsは、その革新性と社会貢献の観点において素晴らしい洞察を提供しています。選ばれた技術やサービスは、美容業界に新たな風を吹き込み、今後の市場の変化に寄与する事が予想されます。これからも目が離せない業界の動きが続くことでしょう。