物流業界の課題を解決するオンラインセミナーの報告
2025年8月21日(木)15時から16時、物流の専門企業である船井総研ロジ株式会社が主催するオンラインセミナーが開催されました。このセミナーの主題は『荷主企業間の物流シェアリングによる効率化』であり、数多くの企業関係者が参加し、今後の物流業界の進展に関する貴重な情報を得る機会となりました。
背景と目的
物流業界は現在、深刻な人手不足、労働環境の悪化、物流コストの上昇など、多くの課題に直面しています。特に2024年問題として知られる業界の混乱は、この分野に働く企業にとって喫緊の課題です。これらの問題を解決する手段として、荷主企業間の物流シェアリングが提案されています。このセミナーでは、その実施方法や具体的な実行策を伝授することを目的としています。
セミナーの内容
セミナーは主に三つの講座から構成されました。以下に各講座の内容を紹介します。
第一講座:現場での問題と顕在化する課題
この講座では、現在輸配送現場で直面している具体的な問題点が共有されました。特に、トラックの積載効率が低下している現状に注目し、その原因や対策が議論されました。
第二講座:物流シェアリング実行のポイント
ここでは、同じ課題を持つ企業を見つける方法や、荷主企業間で物流シェアリングを実現するための基本的なポイントについて説明されました。
第三講座:具体的な実行策
最後の講座では、荷主企業間で物流シェアリングを実行するための具体的な調整事項や実行策が提案されました。これにより、参加者は今後の物流シェアリングに向けた明確な道筋を理解することができました。
参加者の声
参加者からは「積載効率の低いチャーター便を利用しなければならない事情があるので、物流シェアリングに関する具体的な情報を得ることができて良かった」という感想が寄せられました。また、「物流コストが高騰する中で、どのようにシェアリングを実施すればよいのか知りたかったので、このセミナーは非常に有意義でした」という意見もありました。
船井総研ロジの紹介
船井総研ロジ株式会社は、物流戦略の構築や倉庫の改善、物流コストの抑制において高い専門性を誇る企業です。荷主企業(製造業・卸売業・小売業)の物流責任者が集うコミュニティも運営しており、業界情報の交換が行われています。
このセミナーを通じて、物流業界の問題解決に向けた取り組みが進むことが期待されています。今後も引き続き船井総研ロジの活動に注目していきたいと思います。