愛知県陶磁美術館のリニューアルオープン
愛知県陶磁美術館が、2025年4月1日(火)に本館のリニューアルオープンを迎えます。この美術館は、日本を代表する陶磁器の魅力を広く紹介する場として知られています。設計は、昭和モダニズムを代表する巨匠、谷口吉郎によるものです。
リニューアルのポイント
リニューアルでは、いくつかの重要なポイントが強化されます。まず、安全性の向上に向けた設計が施され、特定の天井脱落防止対策工事が行われ、新たなトイレはバリアフリーに改修されます。これにより、訪れるすべてのお客様が安心して過ごせる環境が整います。
また、展示空間も一新され、より明るい雰囲気が漂います。新しく導入される展示ケースにより、作品が見やすく配置され、床や壁の修繕とともにLED照明が導入され、快適な鑑賞体験を提供します。
キッズコーナーの新設
年齢を問わず幅広い来館者に楽しんでもらうため、本館のラウンジにはキッズコーナーが新たに設けられます。ここでは、子供たちが絵本を楽しんだり、お絵描きができるスペースが用意されています。乳幼児とその保護者が安心して過ごせるウレタンマットが敷かれています。
新しいコレクション展の開催
リニューアルオープンを記念して、「新シュウ蔵品展-美術館シュウシュウのあれこれ」が開催されます。令和の時代に新たに収蔵された作品を展示し、「秀(シュウ)」や「捜(シュウ)」といったテーマで訪問者に新しい発見を提供します。この展示は、2025年4月1日(火)から5月6日(火・振休)までの期間に予定されています。
観覧料は、一般400円(320円、団体料金)、高大生300円(240円、団体料金)、中学生以下は無料です。特に、愛知県指定有形文化財の「灰釉蕨手文手付水注」など貴重な作品もご覧いただけます。
常設展がリニューアル
さらに、常設展もリニューアルされ、愛陶コレクション展「世界はやきものでできている」がスタートします。日本や中国のやきものの歴史を紹介し、様々なテーマに基づいた展示替えが定期的に行われます。また、音声ガイドアプリ「ポケット学芸員」が導入され、来場者はスマートフォンで作品解説を読んだり音声を聞いたりしながら楽しむことができます。
メディア向けプレ・オープン
リニューアル前には、メディア担当者向けのプレ・オープン(内覧会)が開催されます。内覧会は2025年3月30日(日)に行われ、参加は事前予約が必要です。詳しい情報は愛知県陶磁美術館の公式サイトを確認してください。
愛知県陶磁美術館のリニューアルオープンは、陶磁器の魅力を再発見する絶好の機会です。この新たな展示空間で、ぜひやきものの美しさを体感してみてください。