概要
LiLz株式会社(沖縄県宜野湾市)と月島JFEアクアソリューション株式会社(東京都中央区)が、水処理プラントの点検業務を効率化するために共同で「五感IoTカメラと四足歩行ロボットを連携させた点検ソリューション」の開発に着手しました。この提携により、両社は水処理分野で直面しているさまざまな課題に立ち向かうことを目指しています。
背景
上下水道インフラは老朽化や人手不足といった問題を抱えています。特に点検業務においては、人的資源の不足や点検の質を均一化・高度化するための課題が浮き彫りになっています。TJASでは、これまでにもロボットやセンサー技術を用いて水処理プラントの点検を行ってきましたが、人間の五感に基づく点検からデジタル化への移行が求められていました。
共同開発の内容
この提携を通じて、リルズの持つAI画像解析技術と五感センシング技術を、TJASのプラントエンジニアリングと維持管理ノウハウと組み合わせ、次世代の点検ソリューションを実現します。この新しいソリューションは、様々なセンサー(カラー画像、サーモグラフィ、におい、音響、超音波など)をロボットに搭載し、上下水道のインフラ施設の網羅的な点検を可能にします。
特筆すべきは、この技術が上下水道の設備に適用されるのが世界初であることです。センサーを一体化することで、従来の点検方法よりも高い精度で設備をチェックできることが期待されています。
提携の概要
本提携の下に、両社は以下の取り組みを進めていきます。
1.
「五感IoTカメラおよびAI解析技術」の共同開発
2.
ロボットに搭載可能な点検デバイスの開発とその実証
3.
実際のプラント環境でのフィールドテストと実装検証
4.
サービス・ソリューション展開に向けた協業体制の構築
各社の紹介
月島JFEアクアソリューションは、上下水道を中心にトータルな水インフラソリューションを提供する企業です。設計から運営・維持管理、さらには更新・改築までを一貫して手掛けています。
リルズは、「IoTと機械学習の融合で現場の仕事をラクにする」という理念のもと、国内で多くのIoTカメラを稼働させています。彼らは、計器の遠隔自動点検や異常検知など、最先端の技術を駆使し続けています。
今後の展望
リルズとTJASの協業により、水処理プラントにおける点検業務が一層効率化され、持続可能な資源循環型社会の構築に寄与することが期待されます。今回の協力は、インフラサービスの向上に向けた一歩であり、今後の技術進展にも目が離せません。