便秘に悩む女性たちの実態調査結果
株式会社エムボックスは、20〜40代の女性300名を対象に「便秘に対する意識・実態調査」を実施しました。この調査からは、便秘を自覚しながらも適切な対策を講じていないという“便秘迷子”が多数存在することが浮き彫りになりました。
調査の背景
厚生労働省によると、便秘に悩む国民は476万人に上ります。その中でも女性の半数以上が便秘の症状に苦しんでいるとのこと。しかし、その実態や適切なセルフケアがどれだけ行われているのかは明確にされていませんでした。そこで、エムボックスは便秘の問題に取り組むため、女性に特化した調査を行ったのです。
調査の概要
この調査は2025年8月6日にインターネットを通じて実施され、全国の20歳以上49歳以下の女性300名が対象となりました。調査の結果、以下のような主要な発見がありました。
1. 便秘を自覚している女性は約半数
調査の結果、“いつも便秘だと感じている”と回答した人は18%、また“たまに便秘になる”と回答した人は32%おり、合わせて約50%が便秘の自覚があることがわかりました。
2. 便秘ケア実施者はわずか17.3%
便秘の自覚がある人の中で、「意識的に便秘ケアを行っている」との回答は17.3%にとどまり、多くの人が便秘ケアに対して消極的です。また、便秘の健康リスクについて理解している人も12%と低い結果でした。
3. 自然派ケアが主流
便秘ケアに取り組んでいる人のほとんどは、水分摂取や食事改善、運動など生活習慣の見直しによる自然派ケアを実践しています。一方で、市販の便秘薬を使用している人は31.8%しかいません。これは、便秘薬が消極的な選択肢として認識されていることを示しています。
4. 市販の便秘薬を“効かない・痛い”と感じた人は7割
市販の便秘薬を利用した人のうち、約7割が“効かなかった”または“お腹が痛くなった”とのネガティブな体験を報告しています。これは、便秘薬が自己判断で選ばれることが多いことと関係している可能性があります。
5. 便秘タイプの認識不足
便秘には複数のタイプがあり、それによって選ぶべき薬が異なるにもかかわらず、便秘のタイプを正確に理解している人はわずか17.3%でした。約80%の人がこの重要な知識を持っていません。
6. 主な情報源はネット・SNS
便秘に関する情報を収集する際、多くの人がインターネットやSNSを利用しており、専門家の意見は少数派です。これにより、誤った情報に基づいたケアが助長される可能性があります。
7. “便秘迷子”が多数
「どの便秘薬を選べばよいかわからない」と回答した人は47.3%、薬を使わない人は33.7%でした。これを合わせると、8割以上の人が便秘薬の選択に失敗していることがわかりました。
エムボックスの取り組み
エムボックスは、テクノロジーを活用してセルフメディケーションの革新を目指しています。便秘タイプを判別し、最適な市販薬を提案するサービスを展開し、利用者が正しい選択をできるようサポートしています。
今後は、便秘だけでなく、さまざまな疾患や症状に対応することで、より豊かな生活を提供することを目指します。