ランドセル「ぴたかる」
2025-06-30 14:31:51

大阪・関西万博で発表されたランドセル負担軽減機能「ぴたかる」

ランドセルの負担軽減機能「ぴたかる」が大阪・関西万博で発表!



2025年に開催される大阪・関西万博が盛り上がる中、ランドセルの負担軽減機能「ぴたかる」が注目を集めています。この新しいアイデアは、兵庫県の株式会社セイバンと四天王寺高校の生徒たちの協力により誕生しました。

「ぴたかる」とは何か?


「ぴたかる」は、ランドセルの中の荷物を背中に固定するための付属品です。これを装着することで、ランドセルの重心が常に背中側に安定し、お子さんの身体への負担が軽減されます。この新技術により、歩行中でも自然な姿勢を保ちやすくなり、姿勢の悪化を防ぐ効果が期待されます。現在、この機能は特許出願中です。

製作協力の背景


株式会社セイバンは、「お子さまの身体への負担を軽減する」という理念のもと、80年以上にわたりランドセルの機能性向上に努めてきました。その中で、「小学生の姿勢悪化」という問題に対処するため、四天王寺高校の生徒たちと共同で新製品の開発に臨みました。セイバンの技術と学生たちの柔軟な発想が融合することで、画期的な製品が誕生しました。

四天王寺高校生の意見


学生たちは、なぜ「ぴたかる」を製作しようと思ったのでしょうか。彼らの答えは、最近注目されている「小学生の姿勢悪化」の問題を解決したいという強い願いから来ています。ランドセルが重たいと、意識して姿勢を正すことが難しいため、無意識のうちにでも良好な姿勢を保てるような機能を考えました。

さらに、「ランドセル症候群」と呼ばれる心身の不調を軽減することにも寄与したいと考えています。学生たちの思いを形にするために、アイデアの具現化や他社との差別化に苦労しながらも、最終的には3Dプリンターを使ったベルト固定タイプの試作品が完成しました。

セイバン開発担当者の思い


セイバンの開発担当者もこのプロジェクトに対して非常に熱心に取り組んでいます。試作品製作に際しては、「強度」と「軽さ」を兼ね備えた素材選びや子どもでも扱いやすいデザインを心掛けることが重要でした。試行錯誤を重ねる中で、最終的に満足のいくサンプルが完成しました。

大阪・関西万博でのお披露目


2025年3月7日に高校生たちとの初顔合わせを行い、3月24日から約3か月間にわたる打ち合わせと試作、検証を経て、最終的に6月20日にはサンプルが完成。6月28日には万博での初披露に至りました。このプロジェクトは、商品化に向けた重要な第一歩です。

今後の展望


両者は今回の発表を通じて、商品化に向けてさらに進展させることを目指しています。セイバンは、引き続き「子ども想い品質」を大切にしつつ、健康を意識した商品開発を進めていくと説明しています。お子さまにとっての負担を軽減するために、今後もさまざまな取り組みを続けていく方針です。

この「ぴたかる」機能が広がることで、今後の小学生たちの姿勢と健康がより良い方向に進むことを願っています。


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会社情報

会社名
株式会社セイバン
住所
兵庫県たつの市龍野町片山379-1
電話番号

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