オーディオブック10月人気ランキング、疲労回復に特化した作品がトップに！

株式会社オトバンクが運営する「audiobook.jp」は、2024年9月のオーディオブック月間ランキングを発表しました。このランキングは、会員数300万人以上を誇るオーディオブック配信サービスで、言うまでもなく日本国内で最大規模のラインナップを誇ります。

疲労解消のニーズが増大

今年の9月は残暑が続いたため、多くの人々が疲労を感じているようです。そんな中、オーディオブックのランキングでも疲れをテーマにした作品が際立つ結果となりました。

単品購入ランキング

単品購入ランキングでは、モリー・マルーフ著の『脳と身体を最適化せよ！』が1位を獲得しました。この作品は、ストレスが蔓延する現代社会において、科学的な健康法「バイオハック」を用いて脳と身体の最適化を提案しています。著者はスタンフォード大学で講義を行っている人気医師で、人生を豊かにするための実践的な方法を豊富に紹介しています。

聴き放題ランキング

一方、聴き放題ランキングでは、『休養学：あなたを疲れから救う』が1位を飾りました。この本は、疲労と休息についての科学的な解説を行い、休養を「攻めの休養」として位置づけ、現代人がどのようにリフレッシュできるのかを考察しています。著者の片野秀樹は、実用性が高く、すぐに活用できる方法を提示しており、ストレス社会を生き抜くために役立つ内容となっています。

文芸作品の人気も

今回の聴き放題ランキングでは、上位10作品のうち6作品が文芸作品である点も注目です。中でも、3位にランクインした湊かなえ著の『未来』は、彼女のデビュー作から10年の集大成ともいえる作品で、心の深淵に触れるミステリーとして多くの読者に親しまれています。読書の秋が近づく中、文芸作品への関心が高まっていることが示唆されています。

10月単品購入ランキングトップ5

1. 『脳と身体を最適化せよ！』
2. 『人生は「気分」が10割』
3. 『奴隷の哲学者エピクテトス人生の授業』
4. 『メタ思考』
5. 『全員“カモ”：ズルい人がはびこるこの世界で、まっとうな思考を身につける方法』

結論

オーディオブックは、心や身体の疲れを癒すための有力な手段として注目されています。特に疲労解消に焦点を当てた作品が人気を博し、それがランキングにも反映されていることから、今後の選書にも影響を与えることでしょう。情報過多の現代社会の中で、聴きながら学ぶというスタイルは、忙しい私たちにとって貴重な時間の使い方となりそうです。教材としてのオーディオブックの利用を検討してみる価値は十分にあります。