旧古河庭園で色鮮やかな秋を楽しもう
東京都内に位置する旧古河庭園では、11月8日から12月7日までの期間、「紅葉とバラ、和と洋の秋」というイベントが開催されます。この時期、庭園内の木々は美しい紅葉に色付き、同時に秋のバラも楽しむことができる、都内でも珍しいスポットとなっています。特に、和と洋の調和が見事なこの庭園の秋景色は、多くの訪問者に感動を与えています。
庭園の魅力
旧古河庭園は、武蔵野台地の斜面と低地を利用した美しいデザインが特徴です。北側には洋館があり、斜面には洋風庭園、低地には日本庭園が配置されています。元々は明治の元勲である陸奥宗光の邸宅であり、その後古河家の所有に移り、古河虎之助の手により現在の形が整えられました。この庭園は、ジョサイア・コンドル設計の洋館や、植治こと小川治兵衛作の日本庭園を有し、和洋が見事に融合した場所となっています。
さらに、この庭園は大正初期の状態を留める貴重な存在であり、平成18年には国の名勝に指定されました。そのため、旧古河庭園は人気の観光スポットとして、国内外から多くの訪問者が集まります。
プログラム内容
イベント期間中は、様々なプログラムも用意されています。特に注目すべきは以下の2つの催しです。
1.
秋を彩る演奏会
日時:11月22日(土)。12時と15時の2回、各回約30分。演目は筝独奏で、観覧料は無料ですが、別途入園料がかかります。雨天時は中止となりますので、旧古河庭園の公式Twitterでの情報チェックが必要です。
2.
臨時売店「ローズガーデンマーケット」
日時:期間中毎日10時から16時まで。旧古河庭園関連の商品やバラグッズが販売されます。出店日程についての詳細は公式HPまたはTwitterで随時更新されます。
また、庭園ガイドのボランティアが配置され、日本庭園とその美しい紅葉を案内してくれるプログラムもあります。これに参加することで、より深く庭園の魅力を知ることができます。
スマホアプリ「旧古河バラコレ」
訪れる際には、スマートフォンアプリ「旧古河バラコレ」もぜひ利用してみてください。このアプリを使うことで、自分の撮影したバラの写真を品種別にコレクションすることができます。アプリ内では約100種類のバラの解説も確認でき、お気に入りのバラを自分だけの図鑑にまとめる楽しみが広がります。実際にアプリをインストールして、旧古河庭園での素晴らしい思い出を集めてみましょう。
アクセス情報
旧古河庭園は交通の便も良く、JR京浜東北線の上中里駅や東京メトロの西ケ原駅から徒歩でアクセス可能です。また、駐車場はないため公共交通機関の利用をお勧めします。都会の喧騒を離れ、緑豊かな空間で特別な秋のひとときを過ごすには、旧古河庭園はぴったりの場所です。
この秋、色とりどりの紅葉とバラが織りなす美しい風景を楽しむために、ぜひ旧古河庭園に足を運んでみてはいかがでしょうか。心より皆様のご来園をお待ちしています。