持続可能なアウトドアイノベーション!
日本初となる循環型素材から製造された屋外用キッチン「SOTOTO」が、家具専門の藤岡木工所から登場しました。このキッチンは何と、紙から作られています!
紙製のキッチンとは?
「SOTOTO」の一番の魅力は、アメリカのリッチライト社が開発した「リッチライト」という循環型素材を使用している点です。この素材は、約70年前に産業機械製作や木型作りのために開発されたもので、FSC認証を受けた森林から生まれた製品であることが保証されています。
リッチライトは耐久性と加工性に優れ、多彩な用途で活用されています。現在では、航空宇宙から料理、建築、デザイン分野まで、実に様々なシーンでその力を発揮しています。その特性を生かして、「SOTOTO」シリーズを設計しました。最初に販売されるのはシンクカウンターで、今後はテーブルや椅子も追加される予定です。
なぜ紙で作るのか?
近年のコロナ禍において、感染リスクの少ないアウトドアレジャーが注目を集めています。庭やテラス、屋上でバーベキューやキャンプを楽しむ人々が増えている一方で、野外にはキッチンが整備されていないことがほとんどです。これにより、屋内から必要なものを何度も往復しなければならないという不便さが生まれました。加えて、仮に屋外用のキッチンが設置されていても、魅力に欠けることが多く、木製製品は短期間で腐食するという課題も存在します。
こうした問題を解決するために開発されたのが、ペーパーメイドの屋外キッチン「SOTOTO」です。家族や友達と一緒に快適でスタイリッシュに過ごしながら、持続可能な社会の実現にも寄与したいという思いが込められています。89年の歴史を誇る藤岡木工所は、この挑戦をもってさらなる持続可能な社会の実現に貢献しようとしています。
商品の全体像と使用イメージ
「SOTOTO」シリーズの最初の製品であるシンクカウンターは、デザイン性と機能性を兼ね備えています。これから登場予定のテーブルや椅子と組み合わせることで、よりリラックスできる空間を構築できるでしょう。
藤岡木工所について
藤岡木工所は、1932年に創業したオーダーキッチンとオーダー家具を製造する企業です。代表の藤岡功氏は、家族の中心であるキッチンに力を入れ、顧客のニーズに応じた木製キッチンを制作しています。東京でのショールーム開設も行い、多くの人々にその魅力を伝えています。
まとめ
「SOTOTO」は環境に配慮した新しいアウトドアライフスタイルの提案です。紙製だからこその軽さとスタイリッシュさで、持続可能な社会を目指すこの取り組みは、アウトドアレジャーをぜひ一新させてくれることでしょう。