スライゴオオサンショウウオの魅力を学ぶ特別セミナー開催のお知らせ

スライゴオオサンショウウオの魅力を堪能する特別セミナー

サンシャイン水族館では、特別展示「真夜中のいきもの展」が開催中。この特別展では、かつて絶滅したとされていた希少生物“スライゴオオサンショウウオ”を展示しています。さらに、この展示を記念して、2023年8月18日（月）に「オオサンショウウオサイエンスセミナー」が開催されることが決まりました。このセミナーには、オオサンショウウオ研究の権威であり、成り立ちや生態に詳しい京都大学の西川完途教授を招き、スライゴオオサンショウウオやその仲間について深く学ぶ機会です。

セミナーの内容と魅力

セミナーは、午前10時から約1時間にわたり、特別展の会場で行われる予定です。参加者は、実際に展示されているスライゴオオサンショウウオを間近で観察した後、西川教授からその生態や特性についての解説を受けられます。また、当館の飼育スタッフとのディスカッションも行われるため、普段疑問に思っていることを直接質問できるチャンスです。

このセミナーは、小学生以上が対象で、夏休みの自由研究に向けて参加するお子様にもぴったりの内容です。定員は30名と限られているため、早めの申し込みが推奨されます。参加費は3,500円（入場料、特別展の入場料を含む）で、家族連れでも参加しやすい価格となっています。

スライゴオオサンショウウオのユニークさ

“スライゴオオサンショウウオ”とは、現在確認されている世界でたった2個体の生き残りで、これまでサンシャイン水族館では“チュウゴクオオサンショウウオ”として約26年間飼育されていました。しかし、2024年の研究でこの個体がスライゴオオサンショウウオに該当することが判明し、飼育史上初めてその名前で展示されることとなります。これにより、希少な生物であることを再認識されています。

こちらのオオサンショウウオは、世界最大の両生類であり、飼育下では60年以上の長寿を誇ることが知られています。一度は絶滅したと考えられていたスライゴオオサンショウウオが現在も存在していることは、非常に興味深い発見です。

今後のイベント情報

さらに、9月9日には「オオサンショウウオの日」に合わせて、飼育スタッフによる解説付きの給餌イベントも行われる予定です。観察したい方にはたまらないイベントで、特に捕食の様子を見ることができる貴重な機会です。

まとめ

このように、スライゴオオサンショウウオに関するセミナーや特別展示は、ただ見学するだけでなく、学びや体験を通じて、現代の生態系における彼らの重要性や役割を理解する絶好のチャンスとなっています。興味をお持ちの方は、ぜひお早めに申し込みをして、貴重な体験を味わってみてはいかがでしょうか？

サンシャイン水族館のWebサイトから詳細情報や申し込みも可能ですので、ぜひチェックしてみてください。