KAMEREOが資金調達
2019-01-07 08:00:01
KAMEREO、ベトナムで飲食店向けBtoBプラットフォームの資金調達を実施
KAMEREOが飲食業界向けBtoB仕入れプラットフォームを強化
ベトナムで飲食店向けのBtoB仕入れプラットフォーム「KAMEREO」を運営するKAMEREO INTERNATIONAL PTE. LTD.が、ジェネシア・ベンチャーズやVelocity Ventures Vietnamなどのベンチャーキャピタルから500,000USDを調達しました。この資金は、飲食業界における仕入れの効率化を進めるために使用される予定です。
KAMEREOのサービス概要
KAMEREOは2018年にサービスを開始し、すでに130を超えるサプライヤーと約200の飲食店が登録しています。現在プラットフォーム上には約4,000種類の商品が載せられ、日々新しい店舗やサプライヤーが参加しています。このプラットフォームは、飲食業界の仕入れが持つ非効率性の課題を解決するために立ち上げられました。
代表の田中卓氏は、ベトナムの有名レストランチェーン「Pizza 4P’s」の経営に関与する中で、この業界の仕入れ作業の非効率性を痛感し、BtoBプラットフォームの必要性を感じたと語ります。具体的には、従来の仕入れ作業は人手に依存しているため、IT化が進んでおらず、多くのリソースが無駄に使われる状況にあるとのことです。
資金使途と今後の展望
今回調達した資金は、主にプロダクトの機能強化やカスタマーサクセスチームの強化に充てられる予定です。KAMEREOは、より効率的な仕入れを実現することで飲食店が顧客や商品に集中できる環境を提供することを目指しています。さらに、中長期的には、ベトナム国内での事業拡大だけでなく、他の都市や業界への進出も視野に入れています。
飲食業界のIT化を進める挑戦
田中氏は「私たちのプラットフォームは、飲食店とサプライヤーが出会う場であり、双方がよりスムーズにビジネスを進めるための基盤です」と語ります。飲食業界の仕入れ作業がデジタル化されることで、経営者やマネージャーが仕入れ状況をリアルタイムで把握できるようになり、業務の効率化が期待されます。
代表者の経歴
田中卓氏は1989年生まれで、University of Washingtonに留学し、慶応義塾大学を卒業した後、2012年にクレディスイス証券に入社。その後、レストラン事業に携わりたいと考え、2014年に退社。2015年にはPizza 4P'sに参画し、様々な業務を経験した後、2018年にKAMEREOを創業しました。現在は、飲食業界の非効率な仕入れ業務を改善するために尽力しています。
会社情報
KAMEREO INTERNATIONAL PTE. LTD.はシンガポールに本社を置き、ホーチミンに事務所を構えています。公式ウェブサイトやソーシャルメディアを通じて、最新情報を発信しており、飲食業界の変革に向けた取り組みを進めています。
KAMEREOの今後の動向に注目が集まる中、飲食店とサプライヤーのさらなる関係構築と業務効率化に期待が寄せられています。
会社情報
- 会社名
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KAMEREO INTERNATIONAL PTE. LTD.
- 住所
- F05-F06, Floor 1 – The Manor 2, 89 Nguyen Huu Canh Street, Ward 22, Binh Thanh District, HCMC
- 電話番号
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0812-463-727