共創の場「Root」開設記念シンポジウム
株式会社類設計室が、東京の大田区に位置する設計室に新たな共創拠点「Root」を開設しました。この重要な施設のオープンは9月30日に行われ、10月26日にはその記念として「共創シンポジウム」が開催されます。シンポジウムでは、各分野の専門家が集まり、教育や地域の木材利用について活発な議論が行われる予定です。
「Root」の目的
「Root」は、人材活力、地域活力、産業活力という三つの側面から物事を共創するための場所として設計されています。この拠点の運営を通じて、株式会社類設計室は、社内外との連携を強化し、活力ある社会の実現とともに、高度な建築の実現を目指しています。
共創シンポジウムのテーマ
gこのシンポジウムでは、以下の三つのテーマが設定されています。
1.
教育の現場から考える新たな学びの場
不登校児童の増加に対する挑戦として、教育現場での課題と新たなアプローチを模索します。これには、設計や塾、農業など多様な視点を取り入れ、未来の教育の可能性を探ります。
2.
木の心地よさと光との関係性を紐解く
木材の使用とその心地よい感触を生む光環境についての研究が中心です。具体的には、光の波長や色温度、反射率と木の関係性を明らかにし、美しい建築空間を実現するための知見を共有します。
3.
地域木材利用を活性化する木構造の実証実験
環境に配慮した建築手法として注目される木造建築において、地元の製材を使用する「地産地消型建物」の実現を目指します。特に、地域木材を活用した「重ね梁」に関する実証実験が行われます。 この三つのテーマを通じて、参加者同士の共創が促進されます。
シンポジウムの詳細情報
共創シンポジウムは、2024年10月26日(土)の午後3時から6時30分まで(休憩含む)開催されます。参加者は、Rootの会場で40名、そしてオンラインで200名まで収容できる予定です。参加費は無料ですが、定員に達した場合は抽選となります。
このシンポジウムは、共創の場を通じて新たな価値が生まれることを目指しており、教育、建築、地域の活性化といった重要なテーマについて、多くの知恵と経験が集まる場となるでしょう。興味のある方はぜひ参加してみてください。