OT環境のリスク管理
2026-10-02 13:34:16

NTTドコモビジネスとPKT、OT環境のリスク管理を自動化する新システムを開発

NTTドコモビジネスとPKTが開発した新システム



近年、工場やプラントなどのOT(Operational Technology)環境におけるサイバー攻撃が増加しており、その対策が急務となっています。こうした背景の中、NTTドコモビジネス株式会社とPowder Keg Technologies株式会社は、OTシステム向けのリスク管理自動化システムを共同開発しました。このシステムは、資産の可視化から攻撃リスクの検証までを一貫して行うものです。

背景



工場のスマート化やIoT、フィジカルAIの導入が進む一方で、OT環境を狙ったランサムウェアなどのサイバー攻撃は深刻な脅威となっています。OT環境は、管理対象機器が増えることで資産管理が複雑化しており、高負荷なアクティブスキャンを実施することが難しい状況です。このため、脆弱性の検知漏れやリスク評価が十分に行えないという課題があったのです。また、セキュリティの専門人材の不足が、リスク管理のさらなる難しさを助長しています。

システムの概要



開発された本システムは、AIを活用してOT環境における自動化を実現しました。具体的には、NTTドコモビジネスのIDS「OsecT」とPKTの自律型ペネトレーションテストツール「MUSHIKAGO」を統合しています。この組み合わせにより、資産の可視化や脆弱性検知、攻撃の検証、リスク評価を一度に行えるようになっています。

特徴


1. 大規模なOT資産の自動可視化
- ネットワークに接続することによって、OT環境内の機器を自動で検出します。これにより、見落とされがちな資産の把握が可能となります。

2. 可用性を考慮した脆弱性特定
- 読み取り専用コマンドを用いることで、OT環境への影響を最小限に抑えつつ脆弱性を検知します。

3. ペネトレーションテストの完全自動化
- AI技術を活用し、資産の可視化から脆弱性の検出、ペネトレーションテストまでのプロセスを自動で実行します。

4. 実環境に基づくリスク優先度付け
- 脆弱性の羅列ではなく、現実に即したリスク評価を行い、優先的に対処すべき項目を明確に提示します。

今後の展開



NTTドコモビジネスとPKTは、2026年度中に本システムを法人向けに提供開始する計画です。また、NTTドコモビジネスが提供するネットワークサービスへの組み込みも視野に入れ、安全な産業デジタルトランスフォーメーション(DX)の実現を目指します。

デモ展示情報



本システムに関するデモが、2026年10月8日から9日にかけて開催される「NTT docomo Business Forum’26」で行われる予定です。この機会にぜひビジネス価値を体感してみてはいかがでしょうか。詳細は公式サイトでの確認をおすすめします。

本システムの導入によって、OT環境のリスク管理が大幅に効率化され、より安全な運用が期待されることから、業界内での注目が集まっています。特にサイバーセキュリティ分野でのリーダーシップを発揮するNTTドコモビジネスとPKTの取り組みは、将来の社会インフラにおいて重要な役割を果たすでしょう。

会社情報

会社名
NTTドコモビジネス株式会社 Powder Keg Technologies株式会社
住所
電話番号

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