ロシュ感染症アワード2025の募集開始
ロシュ・ダイアグノスティックス株式会社(以下、ロシュ)は、感染症分野における優れた研究や活動を称える「Roche Infectious Disease Award 2025」の応募受付を開始しました。期間は2025年8月19日から2026年1月19日までです。
アワード設立の背景
このアワードは、感染症研究や対策に尽力している方々を対象に設定されており、2022年に創設されました。昨年は全国の大学や病院、研究所から好評の応募があり、その中から15件が表彰されました。この取り組みは、感染症研究の重要性が一層増している現代において、さらなる活力をもたらすことを目指しています。
募集内容と部門
今年も、「Excellence in Science部門」と「Excellence in Practice部門」の二つのカテゴリーに分かれて募集が行われます。
Excellence in Science部門
この部門では、基礎研究や疫学研究、臨床研究を対象とし、特に以下の感染症に関する研究を求めています。
- - 呼吸器感染症(COVID-19、結核など)
- - ウイルス性肝炎
- - 敗血症
- - 性感染症(クラミジア、梅毒等)
Excellence in Practice部門
こちらの部門では、感染症診療への取り組みや感染対策に関するベストプラクティスの報告を求めています。具体的には、以下のようなテーマが含まれます。
- - 感染症患者の識別方法
- - PCR機器の効果的な活用
- - 薬剤耐性(AMR)対策活動
応募要件
応募にはいくつかの留意点があります。応募者は国内の医療従事者や関連機関に所属し、施設からの承認を受ける必要があります。また、同じ成果物に対する複数名からの応募は認められていません。
賞金と審査について
賞金
アワードの受賞者には、以下のような金銭的な報酬が用意されています。
- - Excellence in Science部門: 最優秀賞(100万円)、優秀賞(50万円)、入選(30万円)
- - Excellence in Practice部門: 最優秀賞(30万円)、優秀賞(20万円)、入選(10万円)
審査基準
審査は、成果物の社会的インパクトや医療への貢献度に基づいて行われます。特に、臨床診断、臨床検査、イノベーション、サイエンスを重視した評価が行われる予定です。
応募手続き
応募は専用ウェブサイトから行います。詳細な手順や応募方法については、サイト
Roche Infectious Disease Award を参照してください。応募期間に関する情報もそちらで確認できます。
ロシュについて
ロシュはスイスに本社を置く世界最大級のヘルスケア企業で、150以上の国に展開しています。医薬品と診断薬の両方を提供し、医療の改良に貢献することを目指しています。特に、日本法人のロシュ・ダイアグノスティックスでは、革新的な診断技術を通じて、患者や医療従事者へのサポートを強化しています。
詳細は
ロシュの公式サイト をご覧ください。