次世代3Dプリンタ展で見つけたものづくりの革新と機械の魅力

ものづくりワールド2024 大阪での3Dプリンタ展

2024年10月、インデックス大阪で開催された「ものづくりワールド 2024 - 次世代3Dプリンタ展」では、株式会社システムクリエイトが出展し、ものづくり業界向けの革新的な技術と解決策を提案しました。この展示会は、多くの訪問者に新たなビジョンを提供する場として機能し、注目の機械が数多く紹介されました。

展示された革新機器

今回の展示では、システムクリエイトが特に注目した3Dプリンターをいくつかご紹介します。

Lynxter S300X

「Lynxter S300X」は、シリコーン資材を用いた高精度な造形が可能な3Dプリンターです。液体積層造形（LAM）技術を取り入れたこの機械は、2つの液体材料や1つの液体材料の双方を使って複雑なモデルを再現する能力を持っています。IDEX方式という独自の技術は、精密な造形を実現しつつ、特別に設計されたサポート材が容易に取り外せる点も特長です。これにより、ものづくりに新たな可能性が広がっています。

Tumaker BigFoot PRO

「BigFoot PRO」は、高温での印刷が可能なペレット式3Dプリンターです。最大350℃の温度で、フィラメントに縛られずに印刷ができるため、ABSやPEI Ultemといった様々な素材にも対応。工業用部品や耐久性の高い部品に最適な設計が施されています。NX Proシリーズからの技術的基盤を活用し、高性能な32ビットプロセッサを搭載することにより、安定した印刷精度と作業効率を両立しています。

Moiron M2-Ⅰ

「Moiron M2-Ⅰ」は、デスクトップサイズなのに本格的な射出成形が可能な機械です。電動サーボモータを使用して、型締力150kNを実現する直圧式設計が特徴。3段階の温度制御とミリ単位での位置制御が可能で、精密な成形が求められるシーンで発揮されます。自動モードでの運用が可能なため、小ロット生産にもチャレンジできます。