新曲「Polytope」を楽曲の枠を超えた映像で表現
三浦大知氏の新曲「Polytope」が、最新テクノロジーを駆使したConceptual Filmとして世に送り出されました。このプロジェクトは、Dentsu Lab TokyoとクリエイティブレーベルPERIMETRONのMargetがタッグを組んで制作したものであり、PlayStation 5用ゲーム『DEATH STRANDING 2 : ON THE BEACH』の挿入歌としての役割を持っています。
新しい宇宙の創造
このConceptual Filmの最大の挑戦は、生成AIを利用して「全く新しい並行世界をゼロから創造する」ことです。この試みは、現代の科学者たちが議論する「多元宇宙の可能性」に基づいています。仮に宇宙が誕生した瞬間の物理条件が異なるとしたら、どんな世界が広がっているのか。その無数の“if”を考えることで、何十通りものユニークな並行世界を構築し、この作品に活かしました。
50以上の魅惑的な世界
映像の中で三浦大知氏は、旅人として50以上の多様な世界を彷徨います。迷える森、永遠に続く砂漠、崩壊する都市、雷が降り注ぐ海など、不思議な景色が次々と展開されます。Dentsu Lab Tokyoのチームは、これらのプロンプトを元に画像生成を行い、観る者を未知の旅へと導きます。
ホログラム技術で描く異次元の存在
制作には、キネクト技術が使用され、三浦大知氏は撮影時に別の場所で収録されたホログラムとして登場します。この一風変わった表現により、主人公と異なる次元の存在として彼を映し出すことに成功しました。
プロデューサーの言葉
Dentsu Lab Tokyoのディレクター、Yuma Kishi氏は「『Polytope』の壮大な世界の広がりから、このプロジェクトは特別なものであると感じました」と語ります。映像制作に参加したクリエイティブなチームのメンバーも、技術的なサポートとアイデアを出し合い、実験的な表現を追求しました。現実と仮想の境界を超えた映像美を持つこの作品は、多面体のような深層を持つ映像です。
新曲のリリースとその背景
新曲「Horizon Dreamer / Polytope」は2025年6月25日にリリースされます。この両A面シングルでは、「Polytope」の詞と音楽をNao'ymtが手掛け、循環する命や愛についてのテーマを高尚なサウンドで表現しています。異なる世界で共生する愛を探す旅人たちのストーリーが、英語詞と日本語詞で描かれ、異なる時間軸を持つ風景が描かれています。
Dentsu Lab Tokyoの使命
Dentsu Lab Tokyoは、研究・企画・開発が一体となったクリエイティブなR&D組織です。「PLAYFUL SOLUTION」「おもいもよらない」を理念とし、デジタルテクノロジーとアイデアを通じて、人々の心を動かす表現の開発に取り組んでいます。新たな社会課題の解決に向け、これからも多くのプロジェクトに挑んでいくことを目指しています。
最後に
新たな挑戦を続ける三浦大知氏とDentsu Lab Tokyoのコラボレーションによる、本作品のConceptual Filmは、視覚的にも精神的にも多くの人にインスピレーションを与えることでしょう。ぜひご覧いただき、新しい世界観を体感してみてください。映像はこちらからアクセスできます:
Polytope - Conceptual Film