新作舞台『マクベスに告げよ』
2025-08-20 11:58:20

精神医療の深淵を描く新作舞台『マクベスに告げよ』が上演決定

新作舞台『マクベスに告げよー森の女たちの名前を』の詳細



劇作家であり精神科医でもあるくるみざわしん氏が手掛ける新作舞台『マクベスに告げよー森の女たちの名前を』の上演が決定しました。この舞台は、2025年10月9日から10月13日までの5日間、東京都中野区にある劇場MOMOで開催されます。

舞台の背景とテーマ



この作品は精神医療のさまざまな闇を描くもので、シェークスピアの『マクベス』にインスパイアされた内容です。くるみざわしん氏は、演出家の東憲司氏と共にこの舞台を創り上げ、かつての「魔女」たちが持っていた治療者としての力に光を当てます。彼女たちは植物や動物から薬を作り、訪れる人々の声に耳を傾け、回復へ導く重要な存在でした。しかし、その力を恐れた人々は、彼女たちを異端視し、「魔女」として排斥しました。

現代においても、精神医療には多くの人権侵害が存在し、この作品はそれに焦点をあてています。忘れ去られた弱者たちの声を描くことで、現代社会における精神医療の問題を浮き彫りにします。

あらすじ



舞台は1960年代の日本、都会から離れた谷間にある精神病院です。この病院は当時の高度成長期に建てられたもので、入院患者たちは世間から隔絶された環境に置かれています。この病院の院長は、外の世界の動きを敏感に察知し、収益を上げることを常に考えています。

ある日、看護師の岡田が病院に戻ってきます。彼女は1年前、病棟で患者を死亡させた過去を持つ人物です。その事故以来、岡田はこの病棟から離れていましたが、再び戻った彼女の前には、3人の女性看護師が待っています。しかし、彼女たちはただの看護師ではなく、「医者ではない医者」としての存在感を漂わせています。

この舞台では、彼女たちの言葉の背後に潜む、見えない恐怖や葛藤を描写しています。「美しいは醜い、醜いは美しい」という逆転したリアリティの中で、彼女たちの存在がどのように周囲に影響を及ぼしているのか、観客は目撃することとなるでしょう。

公演概要



  • - 公演期間:2025年10月9日(木)〜10月13日(月・祝)
  • - 会場:劇場MOMO(東京都中野区中野3-22-8)
  • - 出演者:原田健太郎、岩戸秀年、川口龍、小林美江、滝沢花野、大手忍、三浦伸子
  • - 公演スケジュール:全日程の詳細をご確認ください。

チケット情報



  • - 一般料金:4,500円
  • - ペアチケット:8,000円
  • - シニア(70歳以上):4,000円
  • - U25(25歳以下):3,500円

すべての席は自由席で、税込み価格です。チケットはカンフェティで購入可能です。

まとめ



『マクベスに告げよー森の女たちの名前を』は、精神医療の現代的な問題をテーマにしながら、深く心に響くストーリーを展開します。観客はこの舞台を通じて、忘れ去られた声や人間の苦悩に感銘を受けることでしょう。ぜひ、この新作舞台をお見逃しなく!


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