キヤノン、再生複合機「Refreshed」シリーズに新製品2機種を発売!業界最高レベルの部品リユース率を実現し、環境負荷低減へ更なる進化
キヤノンは、再生複合機「Refreshed」シリーズに、業界最高レベルの部品リユース率を実現した2機種、「imageRUNNER ADVANCE C3530F III-RG」と「imageRUNNER ADVANCE C5550F III-RG」を2024年7月下旬、8月上旬にそれぞれ発売することを発表しました。
「Refreshed」シリーズは、キヤノンが1992年から取り組む使用済み複合機のリマニュファクチュアリング(回収・再生)の成果を結集した商品です。回収された複合機を分解し、洗浄・清掃、劣化・摩耗部品の交換を行い、可能な限り部品を再利用することで、新品同等の性能と品質を維持しながら、環境負荷を低減しています。
今回の新製品は、部品リユース率の更なる向上と環境負荷の低減を追求したモデルです。従来機種の稼働データに基づいた部品の再使用可否判定システムや、製品のクラスごとに本体の骨格を統一化するプラットフォーム型開発を採用することで、部品の共通化を促進。その結果、「C3530F III-RG」ではリユース率が約95.5%、「C5550F III-RG」では約94%に達し、いずれも90%を超える業界トップレベルの部品リユース率を実現しました。
これらの取り組みによって、カーボンフットプリント値も大幅に削減。従来の新品モデルと比較して、「C3530F III-RG」は約67%、「C5550F III-RG」は約59%の削減を実現しています。
環境配慮を強化した梱包材も採用
新製品では、梱包材の環境負荷低減にも力を入れています。従来のプラスチック製梱包材を段ボール素材に置き換えることで、プラスチックの使用量を削減し、木材の使用を完全になくしました。「C3530F III-RG」では、梱包材の一部をポリエチレン袋から紙袋に変更することで、プラスチックの使用量を約8%削減しています。また、梱包材に使用されているプラスチックの約83%を再生プラスチックに切り替えるなど、資源の有効利用にも積極的に取り組んでいます。
キヤノン、環境負荷低減への更なる挑戦
キヤノンは、再生複合機「Refreshed」シリーズを通して、資源の有効活用と環境負荷の低減に取り組んでいます。今後も、製品開発から廃棄まで、製品ライフサイクル全体における環境負荷の低減を目指し、持続可能な社会の実現に貢献していくとしています。