岡山大学がセネガル国民教育省大臣を迎えての特別訪問
2025年2月2日、岡山大学津島キャンパスにおいて、セネガル国民教育省のムスタファ・マンバ・ギラシー大臣と在京セネガル大使館のジャン・アントワーヌ・デュフ特命全権大使が訪問しました。この訪問は、岡山大学の教育学部・教育学研究科の活動に関心を持つセネガル側の要望によるものです。
教育の国際的視野と意義
訪問時には、岡山大学の髙瀬淳教育学部長が教育学部・教育学研究科の取り組みについて詳しく説明しました。岡山大学は、セネガルにおける教育改善に貢献するために、2012年からJICA(国際協力機構)と協力し、理数科教育改善プロジェクトや初等教育算数能力向上プロジェクトを進めてきました。これにより、セネガルの教育現場での課題解決に向けたイニシアティブを支援しています。
講義内容の紹介
続いて、岡崎正和教授が「日本の算数・数学教育」についての講義を行い、藤井浩樹教授は「日本の教員養成教育」に関する授業を実施しました。また、石橋一昴講師による算数科指導法の授業も視察され、実際の教育現場の取り組みについての理解が深まりました。
このような交流を通じて、セネガルの教育関係者が日本の教育システムや教員養成の方法を体験することができ、国際教育の理解を深める機会となりました。
今後の取り組みと期待
岡山大学は今後も地域中核・特色ある研究大学として、国際的な教育交流や共同研究を進めていく展望を持っています。また、次回のイベントとして「多文化共生社会の学校のあり方を考えよう」というワークショップが開催される予定です。このイベントを通じて、さらなる国際交流が進むことが期待されています。
岡山大学の取り組みはただの国際交流に留まらず、世界の教育を一歩進める大きな一歩として注目されています。セネガルとの連携を強め、今後も地域と国際社会の架け橋となる研究大学を目指していくでしょう。
まとめ
岡山大学が実施している国際的な教育交流活動は、セネガルの教育改善に向けた重要な一歩となっています。今後も多様な国々との連携を強化し、地域の発展に寄与するだけでなく、持続可能な地域社会の構築を目指していくことに期待が寄せられています。教育を通じた国際的な協力の重要性を再認識し、今後の岡山大学の活動に注目していきたいと思います。