アクセルスペースの新展開
2025-10-29 12:51:19

アクセルスペースがアフリカ2機関と衛星利用で社会課題解決へ

アクセルスペースが新たな幕開けを迎えた



株式会社アクセルスペース(以下、当社)は、アフリカの2つの政府系機関との間で、人工衛星の地球観測データを使い、地域の社会課題に取り組む協力関係を築くための覚書を締結しました。この重要な発表は、2025年に開催される宇宙ビジネスイベント「NIHONBASHI SPACE WEEK」で正式に行われました。

参加機関とその役割



覚書を締結したのは、ガーナ共和国のガーナ宇宙科学技術研究所(GSSTI)と、ケニア共和国の開発のための資源地図地域センター(RCMRD)です。ガーナ宇宙科学技術研究所は、宇宙技術を用いた研究や商業化を推進し、ガーナの社会経済の発展に寄与することを目的としています。一方で、開発のための資源地図地域センターは、アフリカ地域全体に持続可能な開発のための地理情報技術を提供する組織です。この二つの機関との提携により、当社は新興国市場においても積極的な展開を図ります。

取り組みの具体的内容



今回の覚書において、当社は次のような分野での協力を予定しています。農業の発展、環境の保全、災害管理や気候変動に対する対応、都市計画とインフラ整備など幅広いテーマにわたります。当社が提供する地球観測データやその活用方法に関する専門知識をもとに、現地の民間企業と連携して具体的なソリューションを開発、実装することが目指されています。

現地の社会課題を正確に把握し、地球観測データと地域情報を融合させることで、持続可能な未来の構築に寄与することが期待されています。これは、アフリカの新興市場における地球観測データ利用の新たな市場を開拓する重要なステップです。

署名式とその意義



ガーナとの覚書署名式には、同国のGenevieve Edna Apaloo特命全権大使も参加しました。彼女は署名の証人として立ち会い、今後の取り組みについての期待を述べました。この署名式は、単なる形式的なものに留まらず、将来の協力に向けた意義深い第一歩となりました。

アクセルスペースのビジョン



当社は「Space within Your Reach〜宇宙を普通の場所に〜」というビジョンを掲げ、2008年から小型衛星の開発に取り組んできました。小型衛星の設計から運用まで、多様なニーズにも応えるソリューションを提供し、誰もが宇宙を利用できる社会の構築を目指しています。これまでの累積した技術力を基に、一般社団法人クロスユーが設立した「クロスユー新興国ワーキンググループ」にも参加し、アフリカ諸国と連携を深めています。これらの活動は、国際的な宇宙ビジネスの共創を促進することを目的としています。

結論



アクセルスペースが新たな協力関係を築いたことで、アフリカ地域における社会課題解決に向けた展望がひらけました。この取り組みは、地球観測データを利用した地域密着型のソリューション開発を促し、持続可能な未来へとつながる一歩です。今後の展開から目が離せません。


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会社情報

会社名
株式会社アクセルスペース
住所
東京都中央区日本橋本町三丁目3番3号Clipニホンバシビル
電話番号
03-6262-6105

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