河合真里 個展「among them」
2026年1月10日から2月8日まで、浅草のGALLERY ROOM・Aで河合真里の個展「among them」が開催されます。この個展は、アート・コミュニケーションプラットフォームArtStickerが運営するコマーシャルギャラリーで行われるものです。
展覧会の概要
河合真里は、身近な存在である果物や器、手足をテーマに、色と形の微細な変化や重なり、透過を探求しています。「group」シリーズに焦点を当てた本展では、これらの要素の中で存在同士の関係性や視点の揺らぎをテーマに作品を展開します。観覧者は、同じ形が異なる色でどのように存在を変えるのか、器の内外で意味はどのように変わるのかといった問いに向き合わせられます。
作品は「先着制」で、1月10日土曜日の午前8時から販売が開始され、また全ての作品はArtSticker限定で提供されます。
河合真里のアーティストプロフィール
河合真里は、2012年に武蔵野美術大学大学院を修了し、現在は東京都在住です。彼女の主な個展には、2025年の「overlap」や2018年の「model」、2015年の「project N 59」が含まれます。彼女はまた、2019年から2020年にかけてフランスの国際アーティストレジデンスであるCité internationale des artsに参加しました。
作品のテーマと目的
本展「among them」は、作品群を通じて存在の多様性や、ある物事をどのように認識するかとその不確かさに対する気づきを促すことを目的としています。「分類」という行為の曖昧さを表現し、観覧者に複数の視点が同時に存在しうることを再認識させる場となることを目指しています。河合は、果物や器を起点として、色・形・大きさ・配置の違いから生まれる群れの多様性を視覚的に表現します。
作品を通じて、どこに焦点を当てるかで意味が変わることを探求し、見る者にとっての多層的な知覚体験を提供します。静かに重なっていく色や形の中に潜む揺らぎは、私たちがどのように物事を認識しているかを再考させます。
会場情報とアクセス
展覧会は、GALLERY ROOM・Aで行われます。このギャラリーは、宿泊施設「KAIKA 東京 by THE SHARE HOTELS」の1階に位置し、アートに特化した新たな空間となっています。ギャラリーの営業時間は08:00から23:00までで、会期中は休館日なしで観覧無料です。アクセスは、都営浅草線「浅草駅」から徒歩8分、また「本所吾妻橋駅」や都営大江戸線「蔵前駅」からも徒歩圏内です。
終わりに
河合真里の個展「among them」は、アートの新たな視点を提供する機会です。ぜひ会場を訪れ、静かなる美の表現を体感してください。