茨城県利根町が母子手帳アプリ『母子モ』を導入、子育て支援の新時代へ

茨城県利根町で母子手帳アプリ『母子モ』の提供開始

茨城県北相馬郡利根町にて、母子手帳アプリ『母子モ』が正式に導入されました。このアプリは、地域名を冠し『とねなび（さくら）さくらっこ』として、4月1日から利用が始まります。利根町は、妊娠・出産から育児に至るまで、「安心して子どもを産み、健やかに子育てできる環境を整える」ことを基本方針として掲げています。

『母子モ』が発揮するデジタルサービス

『母子モ』は、予防接種のスケジュール管理や健診結果の記録、地域情報の配信をスマートフォンやPCで行なえる便利なアプリです。これにより、従来の紙の母子健康手帳のデータをデジタル化し、800以上の自治体での導入実績があるこのアプリが、利根町でも活躍することになります。

データはクラウドに保存されるため、災害時の紛失などにも安心。市区町村を超えた転居時や機種変更時でもスムーズに利用できるため、育児のストレスを軽減します。

独自の子育て支援事業

利根町では、妊婦のための「利根町妊娠・出産祝い品支給事業」や、出生祝いとして町内の書家が作る命名書贈呈など、独自の支援制度が整備されています。そうした取り組みを通じて、子どもと保護者が安心して過ごせる環境が築かれています。

さらに、家庭での事情により一時的に養育が難しい場合には、子どもを保育施設などに預けることができる「子育て短期支援事業」も実施。このように、利根町では地域全体が「子育てしやすい環境」を目指して努力しています。

充実したアプリ機能で子育てをサポート

『とねなび（さくら）さくらっこ』の最大の特長は、ユーザーに寄り添った機能が豊富に揃っている点です。育児日記機能「できたよ記念日」では、成長を記録するためのフォトログ機能が充実。特に、記念日にはテンプレートを使用して、自然と子どもの成長を振り返ることができます。

また、感染症などの社会情勢による影響があった場合、自治体からの情報もアプリを通じてすぐに届くため、不安の中での出産や子育てを支えるうえで心強い味方となります。