廃棄物からのアート
2024-12-24 12:31:14

アートで語る未来への対話「ACTA+ ART AWARD 2024」開催

未来を語るアート: ACTA+ ART AWARD 2024の魅力



2024年11月26日、日本橋三井タワーで行われた「ACTA+ ART AWARD 2024」。このアートアワードは、廃棄物をテーマにした作品を公募することで、アートの力を通じて持続可能な文化を探求する試みです。全国から107名の応募があり、厳選された11点のファイナリスト作品が集まりました。

グランプリ作品の発表



グランプリを受賞したのは、実験マウスを題材にした中谷優大氏の作品「Lenticular(レンチキュラー)」。この作品は、消費文化への気づきを促すもので、その美しさと儚さを表現しています。中谷氏は、素材に実験用マウスやプラスチック容器を使用しており、視覚的なコンセプトに基づス各々の視点で異なる印象を与える「レンチキュラー」技法を用いています。

彼は、「誰にもはかれないもの、価値や投資対象にならないものにこそ、命のような美しさがある」と述べ、自らの作品に懸ける想いを語りました。

準グランプリと特別賞



準グランプリは木村晃子氏の「GOLDEN SUNFLOWER」が獲得しました。この作品は、尿入りのペットボトルを素材に、一見無価値に思えるもので新たな命を創造したものです。この風景は、物流の過酷な実態や、私たち消費者の無関心から生まれる問題提起をしています。また、審査員特別賞には3名の作家が選ばれ、独自の視点で評価されました。

アートが生む対話の場



「ACTA+ ART AWARD」は、2021年に始まり、廃棄物と呼ばれる不要な素材を起点にした公募型プロジェクトです。今年、11点のファイナリスト作品が選ばれ、公開プレゼンテーションにおいてアーティストたちが自らのコンセプトを発表しました。この場は、環境問題や文化のあり方について再考する契機を提供しています。

展示会は11月27日から12月10日まで、日本橋三井タワーで開催され、さらに2025年1月から12月下旬にかけて山口県周南市の「COIL」にて作品が展示される予定です。アートが引き起こす新たな文化の形成を感じることができる貴重な機会となるでしょう。

終わりに



ACTA+ ART AWARDは、アートと環境問題、消費文化に対する鋭い視点を融合させた試みです。今回のアワードを通じて、私たちも日常の中に埋もれている美しさや問題に目を向け直すきっかけを得ることができるかもしれません。アートが切り開く未来の可能性に、心を躍らせながら、ぜひ今回の展示会に足を運んでみてください。


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会社情報

会社名
株式会社ACTA PLUS
住所
山口県周南市久米3034-1
電話番号
0834-25-0606

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